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追憶の俺たち  作者: 春天アスタルテ
第十一話 仙人の部屋
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仙人の部屋③


「あ、あの……実は……なんと説明したらいいのか……」


 手の中の湯気をじっと見つめながらノブオは困ってしまった。


 嘘をつこうかとも考えるが、何も思い浮かばない。それに、仙人には全てを見透かされているような感じもする。


 ノブオは今まであったこと、敏也の家に荷物を配達したところから順番に、ぽつりぽつりと話し出した。


 仙人は否定することも問いかけることもなく、ただうんうんと静かに耳を傾けた。


「と、そういうわけで……俺はあのお地蔵さまの前までやって来たんです……」


 ノブオはすっかり冷めてしまったお茶を一口飲んだ。


「……んっ、それは大変だったなぁ……お前さん、免許証か何か持ってるか?」


「えっ、えっ……? 免許証……」


 やっぱり、疑われている……信じてもらえなかったとノブオは悲しくなる。


「財布と一緒に持っていたはずだけど……」


 ノブオはさっきまで履いていた自分のズボンのポケットを探す。財布と免許証はあった。


 そして、免許証を仙人に差し出した。


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