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追憶の俺たち  作者: 春天アスタルテ
第十話 出会いと救い
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出会いと救い②


 ふっと顔を上げたノブオは何かに気づいた。


 ポッケからびしょ濡れのハンカチを取り出し絞ると、眼鏡をはずしてちょいちょいと拭いた。もう一度かけなおすと水滴が少々落ちて、心ばかり前が見やすくなる。


「お地蔵さまか……」


 そこには小さなお堂があって、中にはよく手入れのされているお地蔵さまがいらっしゃった。


 生けたばかりの美しい花に囲まれて、赤い頭巾と前掛けをしたお地蔵さまは微笑んでいる。


 とても優しいお顔のお地蔵さまに、思わずノブオは話しかけた。


「お地蔵さま、ここはどこなのでしょう? 俺はまた家に帰れますか……あぁー!!! 助けてください!! お願いします!!」


 叫んで手を合わせ最後に土下座で救いを求めた。


「んっ、んっ……どうした? お供え用だけども、まんじゅう食うか?」


 老年の男性の声だった。


「えっ!?」


 でも、お地蔵さまじゃなかった。



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