表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
追憶の俺たち  作者: 春天アスタルテ
第十話 出会いと救い
32/168

出会いと救い①


 雨は小降りになるどころか大粒のまま真っすぐに降り続ける。


 途方に暮れたノブオは頭を守るのをあきらめ、とぼとぼとあてどなく歩き続けていた。


 時間の感覚がまるでわからない。かなり歩いている気がするが同じところをぐるぐる回っているようで、そこの公園もケーキ屋も本屋も、もう何度も見かけているような……


 それに人とすれ違わない。いくら雨が強く降っているからといって、こんなにも外出を控えるだろうか。


 不思議な世界に迷い込んでしまった。


 でも、なんだかとても懐かしい。ぐるぐる回っているせいか、ここら辺一帯をよく知っている気がしてきた。夢の中にいるのだろうか。きっと夢を見ているんだ……


 だが夢にしては、体は非常に疲れを感じている。


 ちょうど目の前にバス停の標識が立っていた。その標識の棒をつかむと、ノブオはずるずる落ちるようにしてしゃがみ込んだ。


「はぁぁ……もう動きたくない……」


 しゃがんでいるのもつらいので、棒の横に尻をつけ座った。棒に寄りかかり車道側を背にして体育座りの姿勢をとる。そうしてしばらく小さく丸まっていた。


「んっ?」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ