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始まりと儀式(2)②
これはだめだ、だめなやつだ……ノブオはぎゅっと目をつむった。
ふすまは、バッと全開にされた!!!
「倫子ぉぉお!!! 俺も会いたかったよぉぉお!!!」
敏也だった。
絶叫する敏也が押し入れの上段から飛び出し、とっ散らかった物たちの上にダイブする。
ドンッと古い家は大きく揺れた。
「倫子ぉお、会いたかったよぉお……えっ!? ぐわぁ、うっうぐ……ぼぉえっ……」
敏也が苦しんでいる。ノブオは思わず目を開けてしまった。
「ととと、とっ敏也!!!」
何がどうなったのかさっぱりわからない。ノブオは目をぎょろつかせ、精一杯の声を絞り出した。
バンッ!!!
急にふすまが閉まる。
「ヒェッ……」




