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追憶の俺たち  作者: 春天アスタルテ
第八話 始まりと儀式(2)
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始まりと儀式(2)①



 カツッ……カッ……カツッカッ……カツッ……



 かすかな音が階段を一段ずつ、のぼってくる。


 そして部屋の前まで来ると止まった。


「敏也……ぃたいよ……敏也……敏也……ぃたいよ……敏也……ぃたいよ……」


 女の子の声だが感情は全くないようで、まるで壊れたおもちゃが繰り返し流しているようだ。それは何度も同じリズムで再生される。


 ノブオは固唾をのみ、ひそめていた息をさらにひそめた。


「敏也……ぃたいよ……敏也……敏也……ぃたいよ……敏也……ぃたいよ……」

 


 ガラガラ……ガラガラ……


 

 部屋の中の物が、動かされている。


 部屋の前で止まっていた何者かが入ってきた。


 次第に押し入れに近づいてくる。


「敏也……ぃたいよ……」


 押し入れの細く開けていたふすまの隙間がだんだん大きくなっていく。



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