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追憶の俺たち  作者: 春天アスタルテ
第七話 始まりと儀式
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始まりと儀式③


 床に落ちている物をガラガラ蹴りながら、二人はなんとか押し入れの前までたどり着いた。


 ここで敏也はノブオから水を受け取ると押し入れの上の段にあがり、続くノブオは下の段に入った。


 細く細く押し入れのふすまを開け、二人は片目でそれぞれ外の様子をうかがう。

 



 どれくらい経っただろう。


 ものすごく長い時間が過ぎたような気もするが、そうでもないのかもしれない。


 ただその間、ノブオの脳裏には様々なことが浮かんでは消えていったのだが、どうしても気になることがあった。


 ぼーっとした頭に繰り返し再生される。


(メリーさんを包丁で刺したあと、どうして塩水のコップをすぐ敏也に渡さなかったのだろう? おかげで二階に来る道中、めちゃくちゃ大変だったじゃん。ていうか、あいつはどうして俺が持つよ、みたいな素振りを見せなかったんだ? あいつ、手ぶらだったじゃねぇか。偉そうにしやがって、くそっ!! そもそも俺は今、何でこんなことをしているんだ? なんか腹も減ってきたし、イライラするわぁー!!!)


 これが十周ほどノブオの中で流れたとき、その瞬間は突然やってきた。


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