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追憶の俺たち  作者: 春天アスタルテ
第六話 準備する
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準備する②


 次に、敏也は台所へ行くと塩水を作る。


 これも箱に入っていたプラスチックの透明で大きなコップと塩を使うが、水は水道のもので分量も適当に作った。ノブオの分と二つ用意する。


「忘れるといけないから、もう持っておけ。あっ、俺の分もな」


 そう言って居間に戻った敏也がコップを渡してくるので、ノブオは慌てて立ち上がると二つ受け取った。


 続いて、テレビの下にあるDVDプレイヤーに敏也は砂嵐音源DVDをセットした。


 ザーッという音声だけでなく、アナログ時代を彷彿とさせるザラザラした映像も流れる。


「よし……これで俺がメリーさんと包丁を持って……ノブオは二人分の水を持ってるし、うんうん。あとは順番に、あぁ、そうだ! 隠れる場所か……」


 生米でパンパンのメリーさんと包丁をそれぞれの手に握りしめ、敏也は一人悩んでいた。


「二階はどうだ?」


 両手にコップを持つノブオが思いついた。


「なるほど、二階か! 一階じゃなきゃいけないわけでもないよな! 押し入れもあるし! この前、卒アル探すのに物をひっくり返して上も下も空になってるから、隠れるのにちょうどいいな」


 敏也はノブオの案に乗っかった。


 押し入れの物をひっくり返して空になったということは、二階の部屋も足の踏み場がないってことか。


 まぁそうだろうな、とノブオは心の中でつぶやいた。



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