表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
追憶の俺たち  作者: 春天アスタルテ
第五話 メリーさんとツメ
14/168

メリーさんとツメ①


「おい、敏也! それ、やばいやつじゃないか? あれだろ、あの前に流行った……?」


 嬉々とする敏也の背にノブオは声をかけた。


「おお、知ってたか!? そう“ひとりかくれんぼ”だよ! ただしトリセツによると“ひとりかくれんぼモドキ”だそうだ。ひとりかくれんぼを応用した儀式だって。必ずしも一人でやらなくていいらしい、よかったな!!」


 熱心に説明書を読む敏也はそれから目を離すことなく答えた。


 ノブオには何がよかったな、なのか全く腑に落ちない。


「えぇ……俺、嫌だよ。ひとりかくれんぼなんて、しかもモドキなんて……」


 そっとしゃがんで、ノブオは箱の中をのぞいてみた。すると、中の人と不意に目が合った。


「おゎっつ!!! おぉ……びっくりした!!! なんだよ、この妙に魂のこもってそうな生々しい人形は……」


 それは手足のスラっとしているビニールの人形だった。よく女の子が着せ替えなどして遊ぶ、昔からある定番のビニール人形だ。


 でも、とても新品には見えない。


「なんか髪もざんばらに切られちゃって、すごい年季が入っているというか……かわいそうだな」


 手に取った人形をまじまじと見ながらノブオは言った。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ