表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
追憶の俺たち  作者: 春天アスタルテ
第二十九話 敏也と倫子とノブオ
106/168

敏也と倫子とノブオ①


「……なんだか壮大な話だな……はぁああっ!!」


 つった足を気にしつつ、地面に座り込んで話を聞いていたノブオだったがその体勢にも限界がきた。立ち上がって上体をそらし、それからフンフンと腰を左右にひねる。


「いや、その後もなんやかんやあったんですよ、いろいろ!! で、気付いたらウサギにいじめられてたんです……うっ! あいつらまだ僕を狙ってやがる!!」


 ウサギ小屋の金網越しに、じっとりとした複数の熱い視線を感じ取った人面ダックス犬ジュンジは小刻みに震える。


「それにしても……今いるこの四十年前というのは、俺が過ごしたものと100パーセント同じではないのか……ズレがあると言っていたよな? そうか、だから銭湯に行っても屋台のラーメンを食べても、全力で懐かしく思えなかったのか! お湯もラーメンの味も、何故か初めてのように感じるところがあったんだよなぁ……」


 うんうんとノブオは一人で頷いた。


「あの……」


 同じように座っていた倫子も立ち上がり、口を開く。


「今のお話だと、ジュンジさんはその飲料戦隊の五人兄弟に協力する形でここに来ていて、ノブオさんは仙田サブ郎さんに利用されるために連れてこられたってことですよね? そうすると、ジュンジさんとノブオさんは敵対関係ってことになりませんか?」


「おお! 俺とジュンジは敵になるのか!? あっ……」


 何か思いついたノブオの表情は一気に曇った。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ