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追憶の俺たち  作者: 春天アスタルテ
第二十八話 商売敵と世界平和
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商売敵と世界平和②


 コーラレッドはマスクの下の目を合わせるようにして、うんと頷いた。そして、スカッシュイエローはつづける。


「うん、ほら……私たちは五人兄弟で健康や美容にいいオイル、ガーマオイルを製造販売しているって言ったでしょう? 仙田サブ郎はね、私たちの親族でありながら赤の他人と手を組んで、私たちの商売の邪魔をしているの! つまり、商売敵ってやつね」


 興奮するスカッシュイエローはタイツの上からペットボトルに口をつけ、甘いサイダーを飲んだ。プハッと口を離すとそこは丸く濡れている。


 そうやって飲むのかとジュンジは少々驚いた。


「……商売敵ってことは、仙田サブ郎さんも何かオイルを作って販売しているということですか? 誰かと一緒に?」


「そう! そいつが特に悪い奴なのよ! もしかしたらサブ郎じいさんはあいつに騙され、操られていると言ってもいいかもしれないわ! あいつは鬼よ! 悪魔よ!!」


 叫ぶスカッシュイエローに同意するように、静かなコーラブルーも深く頷いている。


 ただジュンジには、仙田サブ郎がこの五人兄弟にものすごく嫌われているだろうことだけはよく伝わってきた。


「サブ郎さんと、そのもう一人という人は、そんなにひどい人なんですか?」


「あぁ、ひどいぞ! 俺たちの作るガーマオイルはガマさんたちにお願いして、ゆずってもらった汁を原料に、いろいろな漢方やらハーブやらを調合して作っているんだ。奴らの作るオイルはな、人間をさらってそこから油をとって作るという、とても残忍なものなんだ」


 コーラレッドも口元にシミを作りながら赤いコーラを飲む。



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