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飲料戦隊③
「そうそう! グラスグリーンだけね、飲料戦隊っぽくないのよ! フフッ……だってね……グラスってコップとかじゃなくて、芝とか草っていう方のグラスなの……ハッハッ……!!」
ヒーヒー呼吸をしながらネクターピンクは一人、笑っている。ジュンジの肩を強くパンパン叩いてくる。
顔はタイツで覆われているので表情はわからないが、ネクターピンクの他に誰も笑っている様子はない。
「……そうなんですか。ところで、グラスグリーンさんは今、どちらに?」
ひとり笑い続けるネクターピンクに肩を叩かれまくるジュンジは、それを無視してコーラレッドに話をふった。
「うーん……まぁジュンジは悪い奴じゃなさそうだし、ノブオって同僚を助けたいんだもんな? きっと俺らの話を聞けば、仙田サブ郎がどんなにヒドい奴なのかもわかってくれるだろう」
なっ? と最後に強い同意を求められたジュンジは、はい、としか答えようがなかった。
「ちゃんと出会えていれば今頃、そのノブオとグラスグリーンは一緒に行動しているはずだ。四十年前の過去でな」
変わらない表情のコーラレッドの視線は、タイツのマスクの下から抜けるようにして、その気配だけがジュンジの顔に突き刺さり、やっぱりジュンジは緊張するのだった。




