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第18.2話 疑義2

「えっと……。二人してどうしたんですか?随分盛り上がっていたようですけど」

近づいてきた新垣は戸松たちの様子を訝しむ。


「種田さんがもっと歌うまくなるためにいろいろと努力しているって話を聞いていまして。確かにうまくなったよなって新垣さんも思いません?」

「……えぇ、たしかに。そうですね」

自分で話題を振っておきながら、戸松の返答に対しおざなりな返事を寄越す。


「……新垣さん?」

「あぁ、ごめんなさい。ところで、ちょっと戸松さんに聞きたいことがあるんですけど、いいですか?」

大勢に聞かれると憚られる内容であるのか、新垣の声のトーンが低くなる。


「えぇ。何でしょうか?」

「最近、しずくの元気がないんです。私たちの前では普通に振舞っているつもりのようで、事情を聞こうとしてもやんわりとはぐらかされますし。戸松さん何かご存じですか?」

ピンポイントで戸松へ質問を向けるあたり、実は新垣は内情を知りつつ故意にこのような流れに持ってきているのではないか、と戸松は疑念を抱く。


「いえ、私は最近ずっとバタバタしてて、彼女とはそんなに話す機会もないので、皆目見当がつきませんね」

理由が分からないのは事実であるため、淀みなく戸松の認識を新垣へ伝える。


「確かに、しずくの様子なんか変だよね。あんまり立ち入らない方がよさそうな雰囲気だったから触れてこなかったけど」

「あら、優美も気づいていたのね。優美は理由に心当たりある?」

「んー、私もないかな。元々しずくって、悩みとかは気取られないようにするタイプじゃん。今回こうして私たちが気づくだけでもイレギュラーだよね」

「そうね。しずくの性格的にこうして踏み込むことが正解かは分からないけど、やっぱり仲間だし何もしないっていうのもね。とりあえず、二人とも、何か分かったことがあったら教えてください」

「分かりました」

新垣の顔は最後まで晴れないままであった。

某アイドルIPでアイドル×ラップという要素が出てきて、まさかの同時期のネタ被りに笑ってしまいました。

さて、以前書いたとおり2ndシングルの表題曲を作ったので、ついでにラップ詞も作ってみようと思い立ったのはいいですが、これまた難しく遅々として作成が進みません。

惟子さんを作詞のプロとして描写している以上、作った歌詞を今後作中に登場させるのであれば下手なものは作れないな……とも思ってしまうあたり私もなかなかにチキンなようです。

(もっとも、この曲の歌詞はそもそもストーリーの本筋には関係ないので、完成したとしてもそもそも日の目を見ることはないような気もします笑)

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