10話:スイスで住む家を探す1
理由は、わかった、どのような物件がお望みかと聞かれ、10人を超える大所帯なので、つぶれたホテルでも買って、改装して住みたいと考えていると伝えた。予算は、どのくらいと聞くので10万ポンドまでと答えた。すると、10万ポンドなら買えるよと言い、良かったら、大工も紹介すると言ってくれた。そして3軒の候補物件を教えてくれた。
その後、店の人に、親切にありがとうと言い、店を後にし大きなホテルに入りツイン4室を1ケ月借りて素泊まりで安くしてもらった。翌日、昼過ぎ、暖かくなってから、レマン湖のほとりを散歩して、昼食後、里見敬之と男たちが、2軒目の不動産屋に入った。つぶれたホテルを買いたいと聞くと何するのかと聞かれ自分たちが改装して住むと告げた。
すると疑わしい目でみて、おかしな事を考えてないかと聞くので家族10人で3年前、日本からマルセイユに来たと話し安全な土地を探しスイスに来たというと、やっと信用してくれた。
「レマン湖の周辺には、つぶれたホテルなら多い」。
「自分で見て、良い物件を探し買う相談を持ってきた方が良いと話した」。
「お客さんの好みが一番だからねとやさしそうな目で言った」。
里見は、了解と答えた。
「もし相談する事になったら宜しくと言うと了解と店主に言われ店を出た」。
最後の3軒目の不動産屋は、立派な門構えであり中に入った。
「日本人が、なぜ、ここに来たかと聞かれ、説明した」。
「しかし、納得するまで30分もかかった」。
「うちは、もう私で4代目の由緒ある不動産屋だと言った」。
「どんな物件が希望かと聞くので、つぶれたホテルを改装し自分の親族10人で住みたいと言った」。
「すると金あるのかと聞かれスイス銀行に預けた言うと証明書を見せろというので見せると本物だと驚いた」。
「なんで、君達、東洋人が、そんなに金持っているのかと不思議がっていた」。
「そして、お客さんの好みが、わからないので自分たちで気に入ったつぶれたホテルを教えてくれと言った」。
「君たちの気に入った物件を探して来いと言われ店を後にした」。
「再度、最初の店に戻り、店主に暇な時、車で程度のよさそうな廃業したホテルを教えて欲しいと伝えた」。
「するとわかった明日、用事がないから私の車に5人乗れるから5人で朝10時に店に来てと言われた」。
「ホテルに帰り明日行くメンバー、里見敬之、ケイティー、里見一郎、カトリーヌ、正一の5人に決めた」。
朝9時半にホテルを出て不動産屋に10時前に到着。
「すると時間どおりだなと店主が言い、早速、車に乗り1軒目のホテルに到着」。
「ここは、つぶれて間もないので改装費用が、少なくて済むと言った」。
「しかしレマン湖から離れていて景色が、いまひとつ」。
「部屋数はツイン16室、テラスのあるデラックスルーム4室の4階建てのホテルで築16年だと言った」。
「部屋を見て回ると確かに、あまり古くなく良さそうだ」。
「そこで里見敬之が最大の弱点はと聞くと4階から指さすと墓地が見えた」。
「価格はと聞くと75万ポンド、まー70万ポンド程度だろうと言った」。
「改修費はと聞くと古いのを我慢すれば、そのままか古くなった物を交換するだけだと言った」。
「最後に、湖から少し離れているという事は、悪い事ばかりじゃない」。
「高台だと大雨でも浸水する心配がないのだと言いニヤッと笑った」。
次に向かったのは、湖の目の前の景色の良い所で少し歩けばモータボート、手漕ぎボートが置いてあった。
「そのホテルは派手な外装で内装も派手だと言った」。
「3階建てで12室の鮮やかな色のホテルだった」。
「中に入ると一部塗装が剥げたり階段も歩くと音がした」。
「このホテルは当初、人気ホテルで大勢の観光客で栄えたが第一次世界大戦以降、客が減り、つぶれたと語った」。




