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きみ

作者: 日向夏


きみの振る舞いに、わたしはここに来るたび人格を踏みにじられる思いをしていました。

きみの表情や言葉、態度はわたしにとって何よりの暴力でした。

きみがわたしのことをいくら嫌いでも、傷つける権利なんか持ってないって

きっと幼稚園の子でも知ってるよ。


わたし、きみにとって何を言っても許される、

何をしてもいい、そんな存在 なんだよね。

きみの瞳にわたしは人として映っていないのね。


きみはただ、甘えられる人に依存してるんだ。

ここに来ることはわたしにとって恐怖を募らせるだけの作業になってしまいました。


とても、残念なことです。

きみはどう思ってるのかしらない。

かってに生きて、死ねばいいよ。


わたしはきみのことを理解したかった。

けど、限界だね。

限界なんかとっくに超えて、いつ超えたかわかんないくらい遠くに消えたから、

きっときみはわたしのこと、見ようともしなかった。


わたしがたいせつにたいせつに思っているものを

きみは楽しそうに破り捨ててしまいましたね。

ぞっとしました。 とても恐ろしいですね。

温かく、優しさをくれる人たちに

きみはどれだけの態度をとるのでしょう。

わたしには一生まねできません。それを誇りに思います。


本気でやってくれる人をきみはどれだけ小馬鹿にすれば気が済むのでしょう。

きみはあの言葉を言った瞬間、どれだけの人を敵にしたのかわからないでしょう。

きみはその下げずんだ言葉の中にきみ自身も含まれていること、はやく知った方がいい。


わたしはきみをゆるさない。

わたし、きみのこと、絶対にゆるさない。

きみが大切にしているもの、誰かにめちゃくちゃに壊される覚悟があるから

きっとそんなこといえるんだよね。


ばかみたい。  ばかみたい。  ばかみたい。


あなたはあなたを大切に思う人、全部を傷つけてきっと死ぬまで気づかないのね。

とても、かわいそうな人なのね。

きっと死んだ後もわからないでしょう。


わたし、ばかばかしくてきみの名前書いたノートを

コンロで灰に変わるのを見てました。


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