表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

春の慌てん坊

作者: 音澤 煙管




節目の日に豆を撒き、

いつの時から鬼は外

福を呼べば同じ向き、

巻き寿司頬張り明日願う。


畑のお肉と呼ばれる訳、

豆腐に味噌汁油揚げ

オヤジは皆酒肴、

うちの赤鬼酔って寝る。


何時ものオヤジ鬼だけど、

母ちゃん優しい青鬼に

風邪をひくなと毛布かけ、

静かに片付け角は消え。


ぼくらに角出し勉強は?

あれやれこれやれ明日の支度、

言われるままに膨らむカバン

これじゃ毎日肩凝りに。


我が家は昼夜鬼ヶ島、

大陸から来た渡り鳥

春まだか?花見に桜探してる、

メジロも枝から枝に跳び。


まだ白い富士の麓、

飛んで来たが慌てん坊は

恥ずかし頬を紅くして、

山の向こうへ隠れて行った。


もういいよ?まあだだよ?

窓の外には梅つぼみ

出番はこれから桜の前に、

花見の支度告げる頃。


空の顔色変わり、

濃い雲青空邪魔をして

これも何度か繰り返し、

春はこれから薄着の頃。


紅く染まるは富士の山、

昼間が延びる節目の時に

日暮れの眩しさ暖かさ、

慌てん坊が春思う時に…





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ