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8.今度こそ、パーティーに出席

爆音を聞いて駆けつけた、ミレナ女王が近付いてくる。


「工藤様できれば城内での、魔法の使用はお控えください、城が壊れます」


「あぁ、まさか、こんなになるとは思ってなかったからな」


二人で、崩れた壁に目をやる。今回は全面的に俺の落ち度だな。


「とりあえず、部屋に戻るかここで見ていても、仕方ないしな」


「そうですね、是非部屋で大人しくしていてください」


部屋に戻り大人しくしている事にする、暇なため皆で雑談をする。


「そう言えば、工藤様、今夜パーティーがあるんですが…」


「またか、王族や貴族はよっぽどパーティーが好きなんだな?」


「何を言ってるんですか!?人類にとって快挙なんですよ!」


「お、おう……」


テンションの高いエレナ姫に、ドン引きする。


「ハッ、し、失礼しました、でも、それだけ凄いことであることは、ご理解下さい」


「わ、わかった」


「それで明くん、今回はどうするの?」


「うーむ、参加してもいいかな今回は魔王が、近くにいる訳じゃないし」


「では、お母様に参加すると伝えてきます!」


チャンスを逃すまいと、エレナ姫が急いで女王に報告に行く。


「なんで、そんなに急ぐのかね?」


「何言ってんの?主役のあんたが出るか、どうかだからでしょ?」


「主役?俺が?」


「そうだよ!魔王倒したのは、明くんなんだから!」


「主役か……目立ちたくないから、パス!司任せた!」


「僕!?無理だよ!」


「あはは、前回は、明くんが居なかったから、代わりに司くんが皆に挨拶して回ったんだよね」


「ん?前回?あ~!思い出した、あんたよくも私に、毒を飲ませようとしたわね!」


「毒?なんの事だ?」


「ほら、明くんの朝御飯にメイドさんが混ぜた、毒の話だよ」


「あぁ、そんな話もあったな、懐かしい」


「懐かしいじゃないわよ!危ないじゃない!」


「いや、鈴なら平気だと思って、それにちゃんと、鑑定をかけるように言ったろ?」


毒メイドか懐かしいな、うん?そう言えば、その毒メイドをビンタした、クロエを最近見ないな?何だろうか、この胸騒ぎは、何かヤバイことが水面下で起きているような?……

まぁ、気のせいだろう


そんな事を話ながら、夜まで時間を潰す。




夜になり、大広間に集まるよう言われる。

行ってみると、既に始まっており各々会話を楽しんでいる、ここで、ふと気になり、気配を殺して、隠密スキルを使い中に入る。




す「パーティーかぁ、今回は何事もないといいね」


み「前回は魔王がお城に居たんだっけ?」


ナ〈ハイ、マスターが討伐しました〉


す「エレナちゃんも言ってたけど、これって凄いことなんだよね?」


み「うん、自覚していないのは明くんだけだよ」


ナ〈それが、マスターの良さでもあるのでは?〉


み「うん、そうだね」


す「ただ、もう少し自重するべきだよね」


み・ナ「〈確かに〉」


す「では、また次回!」

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