表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
25/86

7.魔法訓練

防衛戦翌日、朝食を済ませ、司達と訓練場に来ていた、その理由は。


「魔法を教えてもらいたい?」


「あぁ、今回のように、物理攻撃に強い魔物が出てきた際、魔法が使えないと不便だからな」


「……本音は?」


「せっかく異世界に着たんだ、魔法を使ってみたい!」


「……まぁ、あんたは、ぶっちゃけ魔法とか関係ないしね、聖剣や魔剣があるし」


そう、物理耐性など、有って無いようなものである。しかし、昨日の防衛戦を見て思った、俺もカッコいい魔法使いたい!

前に、司の光魔法を見て思っていたが、何せ暇がなかった、なので、今がチャンスなのだ。


「うーん、魔法を教えるといっても、僕達も教えるほど、得意と言う訳でもないしなぁ」


「司達は、誰に教わったんだ?」


「私達が教わったのは、エレナちゃんだよ?」


「よし!連れてくる!」


「え!?いや、ちょっと、まっ……」


……5分後……


「というわけで、エレナ姫を、拉致……いや、快く着いてきてくれた」


「……あの、私戦後の処理や今後について、大臣達と話し合いがあるんですが」


「そんなの、女王に任せておけ、お前はどうせ座って、聞いてるだけなんだなら」


「うぅ……確かにその通りですけど、そんなにはっきりと言わなくても…」


「……役立たずなんだから」


「今、何で追い討ちかけたんですか!?」


「いや、何となく?」


「ひどい!」


「えっと、ごめんね、エレナちゃん、忙しいのに?」


「いえ、いいですけど、できれば疑問系はやめてください」


「う、うん、それで、明くんに魔法を教えたいんだけど…」


「ハイ、分かりました、私が教えます、そんなことしかできませんから」


エレナ姫が、卑屈になってしまったが、これでやっと魔法が使えるな


〈魔法を使う際は、まず、魔力操作と、初級の魔法を使う事をお勧めします〉


うん?いきなり派手な魔法や強い魔法を使うなって事?使ったらどうなるんだ?


〈マスターは聖剣の加護に寄り魔法も強化されています、ですので、強力な魔法を撃つと、辺り一帯吹き飛びます〉


オウ、またかよ。


「工藤様なら、強力な魔法も撃てると思いますが…」


「それは、辞めた方がいいな、辺り一帯何も無くなってもいいなら、別だけど」


「……ひょっとして、聖剣の?」


「あぁ、加護があるらしい、なので、弱い魔法を教えてくれ」


それから、魔力の使い方や操作の仕方、初級の魔法を教えてもらい、試すことに、すると……


ドォォォン!


「何事ですか!?」


「申し訳ありません、お母様、工藤様に魔法を教えていたんですが……」


結果、初級の火魔法でさえ、訓練場の壁を粉砕する程であった。加護強すぎじゃね?

使い勝手が悪いわ!


み「明くんの魔法って凄いね」


す「うん、そうだね本気出したらどれくらいになるのかな?」


ナ〈ベアトリス王国の半分が焦土と化します〉


す「それどうにかならないの?」


ナ〈マスターの場合、聖剣の加護が自動で付与されるものがあり、どうすることもできません〉


す「ある意味呪いだね」


み「では、また次回!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ