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幕間.自分にできる事(エレナ姫視点)

「こっちに負傷者が居る、誰か回復魔法を!」


「私が行きます、案内してください!」


「ひ、姫様!?」


「急いでください!」


「は、はい!」


自分にできること、私にできることは少ないかもしれない、非力な私は戦う事はできないけど、誰かを癒すことはできる。

帰りを待つことはできる。


帰って来た工藤様達を、顔を上げて迎えられるように、今自分の出来ることをしよう。


そしていつの日か、私も一緒に戦いたい。守られているだけじゃなく、彼らを守れるようになりたい。


今はまだ、淡い思いだけど、いつか必ず…

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