表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/8

2.市場に行こう!


 王太子様はどんな顔だろう?

「ベン、王太子様のお顔を見たことある?」

 一晩経ったのにまだ機嫌悪い。新婚らしいことができないのは、戦場でアビーを拾って連れ帰ってきたからよ!まぁ、アビーを拾ったことはグッジョブだけど、それで機嫌悪いのはなぁ。

 あ!ベッドから追い出して部屋のソファで一人で寝かせたのが原因?

 王女をソファに寝かせた上に、二人でよろしくやっちゃうのは良くないでしょ?

 そう考えると王女にはベッドに寝てもらうのがいいんだよね。

 ベンにアビーの正体を話してないから、余計にイライラするんだろうなぁ。でも、アビーの正体をベンが知ったら、アビーが国に拘束されちゃうかもだし難しいなぁ。

 

 自然に王太子と出会って、恋に落ちてくれるといいんだけど。はぁ。顔もわかんないんだもんなぁ。


「イケメンってのは知ってる」

 さんざん機嫌悪い態度をとってたけど、私が一人で百面相してたのかな?顔は教えてくれた。

「性格とかわかる?」

「末端の兵にトップの性格なんかわかんねーよ!っフン」

 まだ不機嫌?




 そんな子供っぽいベンをほっておいて、連日アビーと二人で出かけていた。王太子妃になったら簡単にはお城の外なんか見れないからね。

「今日は市場に行きましょうか?いろんなものが見れるわよ?」

「それは面白そうですね、ぜひ行きたいわ!」

「俺はまた留守番かよ?ケッ」

「ベンも行く?」

「ついでみたいに言うなよ。それに今更市場なんて、何が楽しいんだよ。深窓のお嬢様じゃあるまいし」

 うわ~。結構核心をついてくる。―――ベン、侮りがたし。



「ここがうちから一番近い市場よ」

「エミーちゃん、今日も別嬪だね!おや、連れているお嬢さんもまた別嬪じゃないか?」

「初めまして。アビゲイルと申します」

「そんなにかしこまられると、オジサン照れちゃうなぁ。よし!これをもってけ~!」

 と、市場の八百屋のオジサンに野菜をもらった。

「エミー、もらってもいいの?」

「いいのいいの。そういうところなのよ」

 その後、魚屋さんで魚を見た。私は調理をするから知ってたけど…。

「魚って食べる時と元の姿が全然違うんですね」

「おい、エミー。この別嬪さんと知り合いだったのかよ?紹介しろよ?」

「アビー、こちらは魚屋をしているロブよ。学園で私とベンの同級生だったの」

「まぁ、初めまして。エミーのうちに居候をさせてもらっていますアビゲイルと申します。どうぞ私も気軽にアビーとお呼びください」

「エミー、アビーはお嬢様か?魚の全体像を知らなかったしな。まぁ、別嬪さんだし、キズモノで売り物にならない魚あるから、それをやるよ。調理しやすいように捌いてやるからちょっと待ってな」

「ロブ、アビーに捌くところを見学させてあげてくれない?」

「お、おう。いいけど?どうした、急に?」

「この子、捌いたことないし、後学みたいなもんかな?」


 そんなんで市場見学は終わった。

 私が一人で行くよりも頂き物が多かった…。アビーは美人だから嫉妬しても仕方ないけどさ。




王女様は箱入り娘です。当然だけど。satomi は水族館で魚を見て「美味しそう…」と内心で思うタイプです。焼き魚は王宮の厨房で出ないでしょうね。骨についてる身が美味しいんだけどな。逆に魚の‘ポワレ’って何?と思います。ポワレって何??調味料の側面に書いてあったのを目撃!


読了ありがとうございます‼

感想・評価・下のほうにある☆・いいね などお待ちしております!

何故か存在する誤字もすいませんがありましたらご一報いただけましたら幸いです!

何回も読んでるんだけどなぁ…。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
この後のエミの作戦は、何とかアビゲイルに大太子に自然な形で出来って貰い、あわよくば恋に落ちた頂く。中々、ベリーハードな作戦だよね。先ずは、大太子の情報を知る為に夫ベンに聴いてみるも、イケメン(人相は不…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ