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5章

*登場人物

・山本しょうた(主人公)

20歳、大学生。奥手でありながらプライドも高い。親と子、3人家族。父親は公務員、母は専業主婦。単発バイトでお金が無くなった時だけ働く。


・宮内ダイチ(大学の友達)

しょうたの大学生の友達。同い年。大学デビューで自身の本来の明るさを出し始めた。性格は少し天然であほ、しかし素直、行動的である。連絡できる友達も多い。


・岡田遥(大学の可愛い女の子)

しょうたが可愛いと思っている女の子。適度にノリも良く男女関係なく仲良く話すことが出来る。居酒屋でバイトをしており、同僚のたくみを気にかけている。


・小島洋子(遥の友達)

遥の友達。まじめで大人しく将来のこともしっかりと考えている女の子。恋愛したい気持ちもあるが今は勉強が大事だと思っている。


・ユウタ

しょうたの高校生の同級生。ミディアムヘアの同族男子。


・未来

ラブメイトランド相談員。しょうたの相談相手。

直ぐに行動に取り掛かかろうとした。

とはいえどうすれば良いか分からず、とりあえずネットで調べる。

彼女が欲しい 方法、で検索すると様々な情報が出てくた。

彼女が出来る人の特徴、彼女を作るにはどうすれば?社会人編、等色々出てきてうさん臭さが否めなかった。その中で某有名女性雑誌のサイトがあり、彼女が出来る人の特徴というサイトがあった。女性誌のサイトだから女性のデータが豊富かもと思いクリックした。恋愛系の広告がびっしりとあるサイト、スクロールしていくと色々と情報が出てくる。彼女が出来ない人の特徴という項目を見た。ナルシスト、上から目線、ネガティブが目に付いた。自分はそこまでではない、と思いながらも心に引っかかるものがあった。下にスクロールしていくと、こんな男が女性は好きというトピックがあった。そこには尊敬できる、聞き上手、母性をくすぐる可愛さ、等色々と書いてある。無意識に批判的な考えになる。

尊敬しあえていれば世の中こんな別れは多いのかな?

聞き上手って都合よく男を使ってないか?

母性をくすぐるって要はだらしないだけだろう?

そんな言葉が次々と思い浮かぶ。・・・こういう所が彼女が出来ない所なのかなー、と自問自答もセットで考えていた。更に下に行くとSNSでの出会いでどれくらい恋人が出来ているか、というデータがあった。ネットから恋人が出来た人はとても多い、予想以上だったので驚いた。確かに、街行くカップルを見てそれがどこで出会ったかなんて分からない。思った以上にそう言う人もいるんだろうな。今時こういう出会いもありだと思っているが、理想は自然な出会いが良いと思い、条件反射でスクロールした。女性とのやりとりについての項目が目に入った。女性には笑顔で接しよう、初対面の会話は深く立ち入らないというのが目に付いた。

・・・初対面か。何故か自然と大学のあの子が思い浮かんだ。

その下には出会いの方法も書いているが、頭の中を彼女がゆっくりと充満しているのが分かった。

もし、誰かにアプローチするなら彼女だな・・・。

自分の理想、実行の現実性も含めて彼女がベストな気がする。でもどうすれば・・・、ダイチに手伝ってもらう?いや、それはないな。

理想的な展開を想像する。授業の合間に声をかけて仲良くなり、自然と連絡を交換する。そこから一緒に遊びにいったりして、告白して、付き合う。

大学生は全然やっていることだし特段不自然でない。

自分はそれが出来るのか?客観的に見てもそこまで悪い男じゃないと思う。小さな自信と自信のなさが混ざっていた。

「ユウタもゼミの女の子だって言ってたしな」。

そう考えたら自分でも出来る気がしてきた。頭の中で彼女に声をかけるイメージを膨らませる。授業前、授業後、授業後教室を出た時。3パターンで想像してみた。知らない人から話しかられてどうすれば自然になるのだろうか。どう考えてみても自然にはならないと思った。好意がばれてしまうと思った。いや、でも好意があるんだから良いのか・・・。いや、警戒されて完全に拒絶される可能性もあるし。そんな事がぐるぐると頭を回る。何度もトライアンドエラーをするもことごとく微妙な結果しか出せなかった。10時になり慌ててお風呂に入る。湯船に浸かりぼーっと彼女に声をかけること、それにより起きることを考えていた。電気を消し、ベッドに入った。頭の中はずっとモヤモヤとしていた。

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