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序章

*登場人物

・山本しょうた(主人公)

20歳、大学生。奥手でありながらプライドも高い。親と子、3人家族。父親は公務員、母は専業主婦。単発バイトでお金が無くなった時だけ働く。


・宮内ダイチ(大学の友達)

しょうたの大学生の友達。同い年。大学デビューで自身の本来の明るさを出し始めた。性格は少し天然であほ、しかし素直、行動的である。連絡できる友達も多い。


・岡田遥(大学の可愛い女の子)

しょうたが可愛いと思っている女の子。適度にノリも良く男女関係なく仲良く話すことが出来る。居酒屋でバイトをしており、同僚のたくみを気にかけている。


・小島洋子(遥の友達)

遥の友達。まじめで大人しく将来のこともしっかりと考えている女の子。恋愛したい気持ちもあるが今は勉強が大事だと思っている。


・ユウタ

しょうたの高校生の同級生。ミディアムヘアの同族男子。


・未来

ラブメイトランド相談員。しょうたの相談相手。

汗を大量にかきながら目を覚ました。9月も中盤に入ってきているのに残暑がきつい。確実に体力を削られていることが分かる。ぐっすりと寝ているのに疲れが取れないこの感じ・・・。夏になると夏が一番大変な季節だと心から思わせられる。

時計は16時を回っていた。まだまだ外は明るい。

水を飲もうとリビングへ行くと母がテレビを点けながら本を読んでいた。氷を入れ水を汲んで軽く口に含むと「晩御飯何が良い?」の声。こちらを見ずに言ってくる。「何でもいい」、声にならない「そう」という声を聞き階段を上がっていく。

部屋に戻りグラスを回し、改めて水をぐっと飲む。この時期の水はえにも言えない味がして美味しいものだ。

スマホを見るとダイチからアイドルグループ「東京13」の大学サークルの日程表が送られてきていた。特に入るサークルも無く、ダイチが入っているというだけで籍だけ置いているサークルだ。誰かに何となく会いたい時に適当に参加している。やる事と言えばみんなで店でアイドルの番組を見て酒を飲んだり、音楽を聴いたり、ライブに参加したりだ。ダイチも俺も薄めに参加している。いや、ほとんど行かないが。

「明日カラオケ行かない?」「いや明日はいいや」。適当な返事して画面を閉じ、SNSを開いた。可愛いアイドルなどの画像を暇つぶしに見つつ、切り替えてメールを確認する。

「理想のパートナーが見つかる」

「貴方に合った女性が見つかる」

「恋愛力があがる」。

出会い系アプリを遊びで入れたせいかそんなメールが多く送られてきていた。「・・・まあ今時はこんな出会いも良いけどさ」。そんなことを思いながらSNSで可愛い子を見る動作を繰り返していた。

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