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幻想奇譚

星空新天地

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

私は正統的なプラネタリウムのが好きです。

あと自然を投影して解説してるの。


新たしい土地。新しい試み。精神と体が乖離を起こし、少しだけクラクラする毎日で御座います。本能的に癒しを求めているのだと直感致します。出来れば優しい解説に耳を傾けながら、星空を眺めとう御座います。

しかし残念ながら、あの場所との縁が切れてしまったのです。もうあの場所で美しい青を拝む事も、星空を眺める事も、きっと出来はしないのです。これから私は何処で天体観測をすれば良いのでしょう? それを考えていたら、新たなる土地の駅で偶然にも張り紙が目に入りました。それは最寄りの駅のプラネタリウムの広告。

えぇ、決めましたとも。せっかく新たなる土地へ、少しばかりお世話になるのです。土地を知るに越したことはないでしょう。


という訳で資金繰りが楽になった今、満面の笑みで私は最寄り駅に立ち寄りました。プラネタリウムがあるのは、新しい土地から目と鼻の先。これ程の幸運があった事、ご縁を結んで戴いた事に深く感謝致します。そうして千切れた縁を修復するかの如く、私はパスポートを一枚購入致しました。

上を眺めると丸天井。中心部には投影機が顔を上げております。半円に並んだお座席が、かつての星空の元を連想致します。もう見えないかと思っていたのです。この様な光景は。そう思って、座席に腰掛けて、くらりと状態を凭れます。深い青色がただ煌々と染め上げております。

そうして静かに微睡みに落ちていると、辺りの照明がしんしんと暗くなり始めました。浮かぶのは、大都会の街並み。夜空の星々が地上に落ちた様な輝きを見せます。けれども上空を拝見しても、負けない位の輝きが。空は何時でも健在で御座います。

そう恍惚とした表情で眺めていると、星空に絵画が描かれました。星座で御座います。一つ一つが彫刻のような完成度を保ち、隙間なく空を覆うのです。ただ感じます。私はこれが見たかったのだと。

そうして耳を傾けると、解説の方の穏やかなお声が。子守歌の様に優しく、そっと辺りを包むのです。これこそがプラネタリウムの醍醐味かと。

星空にはあまり詳しく御座いません。ですがこうして投影された星座や穏やかな解説を拝聴して、ただ一つ微睡む事が、どうしようもなく私の乾いた心を癒して下さるのです。


あの場所には本格的に足を下ろす必要性が無くなってしまったのです。さざなみの様に蠢く人々も、目の回る様な賑やかさも、もう経験する必要が御座いません。ですが新たなご縁がむすばれました。正統的なプラネタリウム。空を埋める星座と優しい解説。もう、それだけで残す事はなく。

とある場所というのは、渡が頻繁に訪れていたプラネタリウムの事。

まだ現存してますが、資金繰りを考えて諦めました。

で、たまたま発見したのが、最寄りのプラネタリウム。

資金繰り的にも、かなり良好。素晴らしいご縁。

これからも開拓します。


※もう一つありましたが、土地との相性で折れてます。



プラネタリウム見て、解説聞いて、生きてて良かったと思いました。

夜空映して、解説してって、今は大分少ないんじゃないかな。

人件費掛かりますし、解説の方はずっと話続けているので。


でも我儘を言っていいならば、其方の方が好きです。

ずっと星座を見ていたいですし、解説を聞いていたい。

あと大自然を交えて映しているの。


ですので今日は本当に感動しました。

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