ランプの魔神ですが、ご主人様が最強すぎて願い事を言ってくれません！　〜仕方がないのでのんびり一緒に旅をしています〜

「ごきげんよう、ご主人様。3つの願いを叶えましょう。さあ、願いをどうぞーーー」

「願いか…そうだな、俺の願いは…うん、ないな！」

「かしこまりました！では願いを叶えーーーって、ない！？！？そんな訳ないでしょ！？」

花と緑の大国と謳われる平和な王国、エスメラルダ王国。
100年前、勇者と呼ばれる1人の英雄とその仲間により、魔族の王が倒され、その後長い年月をかけて平和な国を築いてきた。
そんな美しく平和な国に存在する『魔法のランプと魔神』の御伽噺。

気ままな旅人、カルロスはとある骨董市で魔法のランプを手に入れる。
そしてそのランプを擦る時、御伽噺の中で聞いたランプの魔神が顕現するーーーのだが、

「金にも困ってないし、魔法の腕にも自信がある。こう見えて結構強いんだ」

ランプの魔神が数十年ぶりに呼び出されたと思ったら、ご主人様はとんでもない人物で！？

「提案なんだが、願いが見つかるまで俺と一緒にこの世界を旅しないか？きっと楽しいぞ」

成り行きで一緒に世界を旅して回ることになりました。

せっかちでうっかり屋なランプの魔神が、気ままで最強な主人公、カルロスと共に人助けをしたり世界を救っちゃったりする！？

◇◇◇
なろう様初投稿作品です。
四苦八苦しながらもゆるゆる執筆中。
カクヨム様でも投稿を始めました。