アレル・アーノルドの目覚め
アレル君のターンです。
アレルの場合
えっえっえっえっ???死んだと思ったらここどこ?
とっとりあえず落ち着こう。
ふぅ・・・とりあえず深呼吸して情報確認をしよう。
・・・天蓋付きのベッド、明らかに日本にあるような作りではない部屋、ヨーロッパっぽいけどここに置いてある本とかは日本語だな。洋館とかか?どういうことだ?誘拐?…ん?なんだこの本。
「えーっと?アーノルド王国建国の歴史?」
えっ。アーノルド王国?アーノルド王国シリーズの本か?いやでもこんな設定集は…
「あれ?僕の手がちっちゃい…
うわっ!!えっ金髪」
ふと気になり自分の髪に触りながら見たら、目の上からかかる紙が金髪なんだけどえっ?この髪型でアーノルド王国シリーズといったら…
「アレル様どうかなさいましたか?お部屋に入ってもよろしいでしょうか」
「……いや大丈夫で……だ。」
「そうですか?失礼しました。」
「ちなみに聞くが、今は王国歴何年だ?」
「今は王国歴1010年になります。また夜中まで歴史の勉強されていました?王太子になられるということで努力されてるのだとは思いますが、体はご自愛くださいませ。」
「あぁ、すまない。…私は自分で準備をするのでさがって良い。」
「かしこまりました。」
王国歴1010年ということは10歳か。わかりやすい年数をつけてくれた製作陣には、感謝だな……
……ってあれ?もしかして転生してる?
「えっまじ。」