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――この乙女の敵。むこうへついたら覚悟しておきなさいよ。


――ほら行くぞ。


――みんなで取り囲むんだ。


――嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ!


――暴れても無駄だ。大人しくしろ。


――こういうやからは、ほんと往生際が悪いよな。


――このキモいストーカー。さっさと行くわよ。


――よし五人で取り囲んだら、さすがに抵抗できなくなったな。このまま連れて帰るぞ。


――ミキ、そしておにいさん。お騒がせしました。こいつは連れて帰って五人でしっかりと見張っておきますから。


――そうしてくれると助かるわ。ありがとう。


――俺からもお願いする。こいつを二度とここに来させないでくれ。


――嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だいーーやーーだーーーーーーーーーーっ!


そいつは何度となく叫んでいたが、やがてそれは聞こえなくなった。


そしてストーカーと五人の言葉は頭に入ってこなくなった。


――行ったわ。


――そうみたいだな。


――よかったわ。廃病院にいたときからあいつには悩まされていたの。これでようやくすっきりしたわ。


――もう邪魔ははいらないね。


――うん。わたしたちの邪魔なんて、たとえ誰だろうとさせるもんですか。


――うん。ミキ、君を離さないよ。

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