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男が四人に女が一人。


そこで俺は気付いた。


ミキはあの廃病院には七人の幽霊がいると言っていた。


この五人にミキとストーカーを加えると七人になる。


ミキは廃病院から残りの五人を連れてきたのか。


そうなるとあの廃病院にいた七人の幽霊が俺の小さな安アパートに集結していることになる。


生きている人間なら、俺を入れて八人も集まったらとてつもなく窮屈だろうが、生きている人間は俺一人で、あとの七人は姿すら見せないので、全然窮屈にはならない。


そんなことを考えていると、しばらく黙っていたストーカーがわめきだした。


――嫌だ。おまえたち病院にいたときから俺とミキの邪魔をしていただろう。もうこれ以上邪魔はさせないぞ。もしやったら、ただじゃすまないからな。


――ただじゃすまないと言うなら、どうするんだ。言ってみろよ。


――……


――ミキとこのおにいさんが迷惑しているんだ。おまえをここから連れて帰るぞ。


――そして二度とこんなことができないように五人でしっかり見張って、その根性を叩きなおしてやる。


――ほんと乙女心がわからないやつだわ。ミキがキモいって言うの、よくわかるわ。


――さあ、みんなで連れて帰るぞ。おとなしくついて来るんだ。


――ほら、いいかげん観念しろ。


――嫌だ。俺はミキと二人で、新たな世界のアダムとイヴになるんだ。


――またわけのわからんことを。いつも思うが、使用する語彙がなんだか大げさというか芝居がかっているな。


――抵抗するな。一対五じゃ勝ち目ないぞ。

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