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――また来たわ。


――来たって?


――昨日のストーカーよ。


――えっ、あいつまた来たのか。


すると頭の中に言葉が入ってきた。


――来てやったぞ。ミキと俺の恋路を邪魔する下衆やろうを呪い殺すためにな。


――呪い殺す?


――はったりよ。だいたいあんた、わたしと同じで霊感のない人間に姿を見せることすらできない霊力しかないくせに、それ以上の霊力を使う呪いなんて芸当、できるわけがないじゃない。


――はったりなのか。よかった。ちょっとびっくりした。


――それでねえ、まさと。ちょっとこいつの相手をしていてくれない。わたし、行ってくるわ。


――行くって、どこへ?


――すぐに戻ってくるから。幽霊は音よりも速く移動できるのよ。待っててね。


そう言うとミキはいなくなったが、ストーカー男は残っていた。


――おい、俺のミキはどこに行った? 急にいなくなったが。


――だからおまえのじゃないだろう。あんなに嫌われているのにまだわかわんのか。


――俺にはわかる。ミキは嫌がっているんじゃないんだ。俺のことが大好きなあまりには恥ずかしがっているんだ。ツンデレと言うやつになっているんだな。ほんと、可愛いよなあ。


昨日と同じことを言っている。


現実を受け止められないにもほどがある。


ツンデレとか言っているが、デレはなくてツンだけだというのに。


まあ、現実を正しく理解できるのなら、ストーカーなんかにはならないのだろうが。

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