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RinnkuBuraddo  作者: いば
第2章
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遭遇戦

「ま、待ちやがれ!」


と後ろから声をかけられた。


後ろを向くと師匠の刀を持って逃げていた男が肩で息をして睨み


「その刀は俺のだ!」


と言い出した。


「········は?」


「何に言ってんだコイツ?」


俺とクラウスはそう言って師匠とサリナの前に出て男を見る。


「えっといきなりそんなこと言われても」


そう言ってクラウスと顔を見合せると後ろから装備のデザインにある尻尾を掴まれているのが見えて


「師匠、どうしたんですか?」


「少年が私の前に出るとはいい度胸だ」


そう言って尻尾を左右に揺らす。


「にしてもこの尻尾、生きているように動くんだが」


「そういう設定じゃない?」


「少年、あの店でちょっと情報交換しようか」


と師匠は真剣な眼差しで俺を見る。


「てめえ!俺を無視するんじゃねぇ!」


あ、忘れてた。


「その刀は俺のだ。と言いましたが本当ですか?」


「ああ本当だ、そのガキがその刀を盗みやがったんだ!」


「すいませんが見間違いかと思いますが」


「見間違いじゃない!」


うーん?どうしよう、絶対嘘をついていると思うだけど。


「なんだなんだ店の前で、よそでやってくれ」


と後ろから声が聞こえて振り向くとちょうど俺達が入ろうとしていた店から黒いコートを着た男が出てきて俺達と男を睨む。


「ボス!?どうしてここに」


知り合いか?なんかややこしくなりそう。


「ん、小林?お前ここでなにしてやがる、お前仕事はどうした?こんなに早く終わる仕事じゃねぇだろ?」


「それは········その」


「はぁ、あんたら俺の仲間に何かしたのか?」


とボスと呼ばれた男は俺達に聞く。


「何もしていません、その人がいきなり師匠の刀を俺の物だと言ってきてどうしようかと思ってました」


そう言うと男は師匠を見る。


数秒、男は師匠を見たあと知り合いの仲間の前に行くと男の腹を殴り頭を掴み地面に叩きつけた。


「てめぇ!誰を相手にしようとしてやがる!俺達を破滅させる気か!」


そう言って男の頭に足を押し付ける。


えっと?いきなりどうしたんだ?


そう思っていると男はこっちを向いて


「俺達の事は気にしないでくださいボス。あの店に入ろうとしていたんすよね、あの店はオススメですそれじゃあ俺は用事があるんで失礼します!おら!てめぇには聞きたいことがある」


と早口で言って男を連れて行った。


「········いったいなんだったんだ」


「しらん、ほら飯食いに行こうぜ」


そう言って店に入る。


「さっきの人、師匠の事ボスって言ってましたけど?皆どれにします?」


そう言ってメニューを開いて置く。


「うーん?知らないな、私は日替わり定食しようかな」


と師匠。


「俺も日替わり定食で」


クラウス。


「私も日替わり定食にします」


とサリナ。


「全員、日替わり定食ですね。すいません、日替わり定食を4つお願いします」


と注文する。


「師匠、師匠から見たら周りの人達はどう見えます?」


「コスプレをした変人」


「·········だそうです、クラウス」


「何で俺に言うんだ」


すいませんつい。


「そういえば商店街の店を手伝って行ったって聞きましたよ、しかも完売にしたってどうやったんですか?」


「ん?ああ私の知り合い達に電話して買わせた、何故か皆泣きながら金を払っていたな」


ん?買わせた?泣きながらお金を払ってた?


「サリナ、師匠は何をしてました?」


「えっと、その、いろいろな人達を連れて来てました」


「「·········」」


そう聞いて俺とクラウスは無言で師匠を見る。


「そんなに見つめても私の定食はやらんぞ」


そう言ってテーブルに置かれた日替わり定食をかばう。


「違うから」


そう言って自分の定食を取って食べる。


昼飯を食べていると目の前に「遭遇戦イベントを開始します」と表示された。


(なんだ?遭遇戦?)


そう思っていると「イベント専用フィールドに移動を開始します」と出てきて俺は持っていた箸を止める。


(は?)


すると突然視界が暗くなってそして椅子に座っていたはずなのに何故か落下していく感覚が伝わる。


そしてすぐに地面に激突した。


「いてぇー········ステルス」


俺はそう言って立ち上がって周りを見ると崩れた廃墟があっちこっちに見える広場だった。


「ん?」


上を見ると次々と人が落ちてくる。


「うわぁ~人が雨のように降って来る」


俺はそう言って近くにあった崩れた廃墟に隠れるとあっちこっちで悪態をつく人達。


「いきなりなんだよ!」だのなんだのと言っている。


あ、人が落ちて来なくなった。


「遭遇戦イベントの詳細を説明します。プレイヤーの方々はまずは手のひらの模様と同じ人達とパーティーを組んでください」


と音声が聞こえて手のひらを見る。


(何もないんだが?)


「このイベントに出てくるモンスターはパーティー人数の少なさによって強さが変わり入手できるポイントが変わります。

このイベントの時間経過、死亡は現実に反映されません。


死亡した場合パーティー離脱後、現在立っている場所に戻ります。


もしフィールドに徘徊しているモンスター弱いと感じた方はイベント専用高難易度がダンジョンがあるので地図で確認してください。それでは遭遇戦イベント開始します」


そう言って音声はそれ以上何も言わなかった。


(·········ダンジョン向かおうか)


そう思って地図で場所を確認して他の人達に気づかれないように廃墟から出て地図を見ながらダンジョンに向かって歩いていると


「あ」


目の前に一目の屈強なモンスターと目が合った。


「ウオオオォォォォ!!!」


モンスターは叫び拳を振る。


「はやっ!?」


そう言ってモンスターの攻撃を避けナイフを召喚して投げる。


投げたナイフはモンスターの硬い皮膚に弾かれる。


「ナイフが刺さらないとか」


これじゃ銃は効かなそうというか俺一人だからモンスターは強いんだけど。


「·········リンのレベルアップにちょうどいいか、『兵器召喚:殺戮兵器』」


そう言うと俺の横に銀色の扉が出現し扉が開くと同時にリンが飛び出しモンスターの首を切断した。

読んでいただきありがとうございます。間違っているところもあるかもしれませんが宜しくお願いします。

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