あーまた変なやつに絡まれた
「おい!どうすんだこの状況!」
と揺さぶり続けるクラウス。
訓練場にいる他の冒険者達を見ると全員、焼けた訓練台の方を見ている。
「しょうがないじゃないですかってストップストップ」
「ああ、悪い揺らし過ぎた。けどこれはどうすんだ」
「ちょっと待ってください」
そう言って俺は赤く光る水の入ったビンを召喚する。
「なんだそれ」
「不死鳥の涙、これを黒焦げになった人達にかけてください」
「どうなるんだ?」
「生き返るはずです」
そう言って近くの黒焦げで倒れている人にかけると瞬時に燃え広がりそして収まる。
「すいません担架ありませんか?」
倒れている人が生き返ったか効果を確認してそう言うが反応がない。
クラウスを見るとクラウスも固まってらっしゃる、蘇生薬なのに何で驚いているんだろう?
「担架」
道具召喚で担架を出して倒れている人を乗せる。
不死鳥の涙をかける担架に乗せるそれを繰り返していると担架に乗せられた人達を運び出す冒険者達、やっと動き出した。
あれ?弐堂さんがこっちこいと手を振ってる?
最後の人を担架に乗せて弐堂さんの前に来ると
「お前らは昇格決定だ、クエストを受けるなり探索をするなり自由にしていい」
え?もう終わりですか。
「その前にすまないがあいつらを医務室に運ぶのを手伝ってくれ」
「わかりました」
そう言って人が乗った担架を医務室に運ぶとラヴァさんに会った。
「ちょっと!どうしたんですかこの人の数!」
と言って指を指して指示を飛ばしてる。
「すいませんどこに置けばいいですか」
そう言ってラヴァさんに声をかける。
「あ、サイさん久しぶりです。とりあえず空いているところにお願いします」
そう言われて空いているところに担架を置く。
「何か手伝いますか?」
「大丈夫です。ちょっと驚いてただけ出すから冒険者達も怪我がないので」
「そうですか。じゃあ失礼します」
そう言ってクラウスとカウンターのあるところに戻ると
「あれ?師匠とサリナがいない」
「ほんとだ、クエストを受けたんじゃ?」
それは········ないな電話しよう。
ギルドから出て電話をする。
「もしもし」
「もしもしー?」
「今どこですか?」
「えーと、どこだっけ?」
おいおい
「あーまた変なやつに絡まれた」
「またって?」
「サリナちゃんと話をして歩いていたら男どもがよって来るだよね」
「·········」
あー·······なるほど、その原因の犯人は俺か。
「どうした少年?」
「何でもないです、とりあえず逃げてください。師匠が安全とだと思うところでいいので着いたら電話をください」
「了解、ここだと········」
と言って電話を切る。
さてと
「クラウス」
「なんだ?」
「二人を見つけました」
「なんかあったのか?」
「知らない男共に絡まれて逃げてます」
「どこにいるかわかるか」
「それは探さないと」
「だよな」
ということで捜索中~
あの人に聞いてみよう。
「すいません。人を探しているんですが、ここまである刀を持った人を見ませんでしたか?」
「ん?ああ、確かあっちの商店街に行ったのを見たよ」
「ありがとうございます」
ということで商店街に行く。
「今日の夜飯、焼き魚にします?」
商店街を歩いてクラウスに聞く。
「そんなのんびり探してていいのか」
呆れたように聞き返し「食えれば何でもいい」と言う。
「大丈夫ですよ。すいません野菜売り切れですか?」
と聞く。
「そうだよ、子連れの冒険者が手伝ってくれたんだ」
「そうなんですか?」
「依頼とかギルドに出してないんだけどねぇこの商店街の店をすべて手伝って行ったんだ」
「すべてですか?もしかして白い服を着た女性とこのくらい長い刀を持った少女じゃなかったですか?」
「あんたらはあの二人の知り合いかい?」
「はい、冒険者のサイです。こっちは同じ冒険者のクラウスです」
「そうか君達か、二人なら商店街を出て駅の方に行ったよ」
「本当ですか、ありがとうございます」
そう言って商店街を出て駅に向かう。
「なあ、師匠さんはじっとしてられないのか」
呆れながらクラウスは言う。
「俺もそう思う」
同意してのんびり探していると見覚えのある長刀を手に必死に逃げる男性がこっちに向かって走って来る。
「なあサイ、あれ師匠さんが持っていた刀じゃねぇか?」
「あ、本当だ」
そう言って道具を召喚する。
「加速っ!」
俺達に気づいた男はそう言うと走る速度が上がり走り抜けようとする。
「クロノスの自壊時計」
そう言って地面に落とすと自壊時計は砕けその場に時計が出現し動いていた時計は止まり砕け散ると視界にうつる景色が灰色になりそう場は時間が止まる。
「返してもらいます」
そう言って男の手から刀を取って刀を消す。
俺が召喚した武器だしね。
そろそろアイテムの効果が切れる時間だしさっさ離れよう。
俺はクラウスを担いでその場を離れるとアイテムの効果が切れて灰色だった景色に戻り静まりかえっていた場所は何もなかったように騒がしくなる。
「なあサイ」
「はい?」
「降ろしてくれ」
「ああ、すいません」
そう言っておろす。
「俺を軽々と担ぐってお前どんな力持ちなんだ?」
「装備の性能のおかげです」
「そうなのか?」
「そうです」
そう返していると師匠とサリナが走って来るのが見えた。
「少年こっちに私の刀を持った男が来なかったか!」
そう言って袖を掴んでグイグイとする師匠に刀を召喚する。
「はい師匠」
「取り返して来たのか!?」
そう言って刀を受け取る師匠。
「元は俺が召喚した武器です、同じ武器を何本も出せます」
そう言って時間を見ると12時40分もう昼だった。
「ご飯食べに行きますか」
どこ行こうか?
「あの店とかどうだ?、人が少ないし」
クラウスがそう言って店を指す。
指した店を見るとかなり古い建物の店だった。
「入ってみますか?」
そう言うと頷く三人、じゃあ行くか。
「ま、待ちやがれ!」
店に向かおうと歩き出したら後ろから声をかけられた。
読んでいただきありがとうございます。間違っているところもあるかもしれませんが宜しくお願いします。




