表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
RinnkuBuraddo  作者: いば
第2章
65/87

これどう見てもイベントでも何でもないぞ

遅くなってすいません

斉藤、あの男と別れて俺はギルマスとしばらく雑談をしているして一階に降りると


「早く建物の中に入れ!」


「慌てるな!ほらこっちだ!」


と騒がしい。


「何があった?」


近くにいた冒険者の男に聞くと


「ヒューマンイーターが現れたんだ」


「なんだと!?場所は!」


「石切駅の近くの十字交差点だ。いまから腕の立つ冒険者を集めて討伐に向かうところだ」


「俺も行こう」


そう言ってカウンターの近くにかけてある大剣を手に取る。


「この剣を借りるぞ」


「は、はい。弐堂さんが一緒なら百人力ですね」


「おう任せろ」


そう言うと討伐の準備が終わった冒険者達はギルドを出る、俺もその後を追う。


「イーター系のモンスターは最初に食らったやつを食らい続けるモンスターだ」


目的地に走りながら説明をする。


「しかも食らった相手を特殊な粘液で自信の身体に張り付ける習性を持っている。動きは鈍いがパワーは食らった分だけ上がる、基本魔法で攻撃し近接主体の奴は援護だけに集中すれば楽に倒せるはずだ」


「分かった」

「タンクは任せろ」

「了解」


と冒険者達は返事をする。


目的地に近づくにつれて漂う血の匂いが濃くなるそれと振動も激しくなっていく。


俺はどれだけ犠牲者が出たと顔しかめる。


「見えてきたぞ!」


と先頭を走る冒険者が言う。


「よし、魔法使いは詠唱を初めておけ!」


と俺は言うと魔法職の冒険者は詠唱を始める。


正面を見ると俺にもヒューマンイーターが巨大な腕を振るのが視界に映る。


そして地面を砕く音が響く。


「なんてパワーだ!」


地面に伏せ振動に耐えてヒューマンイーターを睨む視界の端に青白い髪の見覚えのある少女がベンチに座っていた。


ヒューマンイーターが少女に腕を伸ばす。


(まずい!)


俺は大剣の持ち手を掴み自信の足にブーストをかけ走ろうとしたらヒューマンイーターの巨大な腕が切断され腕は細切れになった。


何が起こった?


他の冒険者達も突然細切れになった腕を見て俺と同じ事を思ったんだろう、詠唱をしていた者達も詠唱を止めている。


「おい、あの一ヶ所だけおかしいぞ」


と冒険者の一人が指を指す。


細切れになった腕が落ちる中、一ヶ所だけには落ちずその前に燃え尽きる。


その中に紫色の炎を纏う騎士が立っていた。


あれはなんだ?冒険者か?


そう思って鑑定を使い騎士を調べる。



鑑定失敗


名前:不明 年齢:不明 性別:不明


職業:不明


スキル:不明


自動スキル:不明


装備:不明


(鑑定が失敗した?どういうことだ?)


そう思い騎士を見るとベンチに座っている少女に話している。


「おいまさか、一般人に戦わせるきか!」


冒険者の一人がそう言う。


冒険者が言ったことが当たった。


あの騎士はベンチに座っている少女に腕が切れたヒューマンイーターを指を指す。


少女はベンチから立ち上がって腕から血が流れるヒューマンイーターの正面に立ち腕を振り下ろすそしてヒューマンイーターの巨体は3つに裂かれ倒れた。


「何が起こった?」


俺がそう言ってパーカーを着た少女を見ると少女と目が合った。


「リン、どうした?」


と静まりかえった交差点に透き通る声が響く。


そしてそのまま立ち去ろうと歩き出した騎士に誰かが声をかける。


「ま、待ってくれ!」


あれは軍の者か?








「·······」


目の前の巨体を見て固まっていると


「マスター!おっきいね!」


とリンが言う。


これどう見てもイベントでも何でもないぞ。


「リン、周りに人は」


他に人がいなければ多分この巨体は人がいるところに向かうはずだ。


「私とマスター以外誰もいないよ!」


とリンが言う。


「······やるしかないか」


そう言って巻き付いている大蛇をどうしようか考えていると大蛇はするすると離れリンに巻き付いた。


「じゃあリン離れていて」


そう言うとリンは近くのベンチに座って足をぶらつかせる。


「さて始めるか、ゲームスタート」


目を閉じそう言って目を開ける。


自信の姿が変わっているのを確認してクロノスの早時計を使いスピードを上げる。


そして巨体の足に移動してランスで突きまくる。


うわぁーかてぇ、削れている気がしない。


そう思っていると巨体が足を上げ俺を踏みつけてくる、まあ動きが遅いから避けやすい。


右足に移動して左足と同じようにランスで突きまくる。


それを数回繰り返すと巨体は膝を折りダウンする。


ダウンした巨体の背に乗り巨体の背中を突き刺す。


しばらく刺し続けていると巨体が腕を回してきてそれかわしすと巨体が立ち上がる。


俺は飛び降り少し距離を取る。


巨体を見ると刺した跡が徐々に消えていく。


どんだけ体力があるんだ?まあ回復するなら回復が追いつかない位ダメージを与えるだけだけど。


「クロノスの早時計×5」


そう言うと金色の時計が五つ出てきて消える。


俺は走ると一瞬で巨体の足の前についてランスを突き刺す。


後ろではリンが「マスターが消えた!」と聴こえたけど。


刺し続けていると巨体が腕を動かして地面を叩きつける。


俺はジャンプをして振動を回避する。


そしてそのまま背中をランスで刺して着地する。


視界の端で巨体の腕が動いているのが見えてその先にリンがいる。


俺は武器を剣に替えて巨大な腕に向かって走りリンにその腕が届く前に腕を斬り刻む。


そしてリンの前に立つと斬り刻んだ腕が細切れになった。


疲れたー、早く帰ろう。


「リン」


俺はベンチに座るリンに振り向く。


「何?マスター」


「あれ?あのデカイ蛇は?」


「私に巻き付いて寝ているよ」


「そうか。リン悪いけどあのデカイのをサクッと倒せそう?」


そう言って巨体を指す。


「倒せるよマスター」


そう言うとリンはベンチから立ち上がって腕を振り下ろす。


「終わったよマスター」


「え?もう?」


そう言って巨体を見ると巨体は3つに裂かれて地面に倒れた。


マジですか本当にサクッと倒したよ。


「リン、どうした?」


「何でもないよマスター」


そう言って家に帰ろうとしたら誰かに声をかけられる。


「ま、待ってくれ!」


振り向くと軍服を着た男が立っていた。

読んでいただきありがとうございます。間違っているところもあるかもしれませんがよろしくお願いいたします。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ