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RinnkuBuraddo  作者: いば
第2章
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ひきこもりの社会人です

師匠がくるまで閉じ込められたこの広場を調べてまわる、詳しく言うならまず手の届くところまで伸ばして壁をくまなく調べて広場を一周、もちろん鉄格子はびくともしなかった。


そして次は地面に手をついて螺旋を描くように歩いて手を動かしながら広場の中心に行く。


「何もない·····」


広場の中心で立ち上がって空を見る。


「帰りたい」


とどうでもいい感じに言って伸びをすると後ろで鉄格子が倒れる音が聴こえて振り向くと倒れた鉄格子の奥からコスプレをした人達がぞろぞろと入ってきて周りを囲む、何事だ?


「何だ1人かよ」


「弱そうだな」


「弱そうじゃなくて弱いだろ、一般人だし」


「これ二人でもよかったんじゃね?」


そんな声が周りから聴こえてくる。


(もしかして俺のことを言っている?失礼な、二回も弱いとか言いやがって)


「あのー、すみません。喧嘩を売っているんですか?」


俺がそう言うと周りが静かになったと思ったら腹を押さえて笑い出した。


(喧しい)


「あー、もしもし師匠?」


スマホを出して師匠に電話をする。


「ん?何だ?ちゃんと向かって歩いているぞ?」


「歩いているんかい、それはいいとして師匠に頼みたいことがあります」


「何だ?」


「今、コスプレをした集団に絡まれたので後始末をお願いします」


「お前ふざけているのか?後始末って、少年今日は非戦闘員じゃないのか?」


「ふざけていません。絡まれて抜け出せないので、それと腕が鈍ると嫌なので」


「分かった、それじゃ」


そう言って電話を切る。


「母親に最後の挨拶は済ましたか」


と笑いながらヴァイキングの服装の男が言った。


「その言葉そっくりあなた達に返します」


「あ?」


「最近のゲームって現実こっちで能力を付けないとゲームで困ることが多いんです」


何を言っているんだと顔で仲間と顔を見合わせる。


確かに最近のゲームはリアルを重視しているがゲームはゲームだ、遊びでしかない。


それを馬鹿真面目にやって何が楽しいんだか。


(俺にもゲームをやっていたころはあった、あの二人が現れるまでは。それまでは普通に冒険をしたり馬鹿をやっていたでもあの二人のせいでゲームをするのが怖くなった。だからこっちで冒険者になればあの二人はやってこない。でも何だ足元からくるこの寒気は?)


そう思っているとあの一般人の姿が一瞬、俺に恐怖を植え付けた二人組の一人に見えた。





「じゃあ誰から相手ですか」


俺がそう言うと


「まずは俺からいかせてもらうぜ!」


そう言って集団から飛び出して刀を抜いて突きの構えで向かって突撃してきて俺はそれをかわしてすれ違いざまに腹を狙っておもいっきり蹴る。


あれ?「ぐふっ」って声が聞こえないが?あれ?この男、顔が青い?気にせず終わらせるか。


俺は顔の青い男にラリアットをくらわせてダウンさせて男からグローブを盗って落ちた刀を鞘に閉まって鞘が抜けないように紐で縛る。


「これ本物じゃん」


警察、後で呼んどこう。


「残り12人次は誰ですか?」


「俺達全員に決まっているだろう!」


そう言って周りの11人が剣や斧を手にして斬りかかる対する俺は抜けない刀(盗った物)しかない。


俺は後ろで気絶している男の胸ぐらを掴んで近く迫っていた剣を男で防ぐ。


「は?」


血飛沫が飛び顔と服にかかり剣を持った男は目の前で起こったことが信じられず一歩下がる。


周りを見ると後少しで獲物が振れる距離だった、危なかった。


男の背中を見るとかなり深く斬りつけたようでかなりの血が地面に落ちる。


剣を持った男を見ると軽く戦意が削れている。


「違う·····俺は·····俺は·····」


と言っている。


周りの男女どもを見るとありえないと言った顔をしてこっちを見る。


俺は平気そうだなっていやいや驚いているよ、現実で人が人を斬る光景を見たのは。


「てめぇ!仲間をはしやがれ!」


そう言って斬りかかってきた男に左手に掴んでいる男をつき出す、そして仲間を斬るのをためらっている隙に脇腹を刀で殴る。


男は他の仲間を巻き込んで壁に激突した。


もう一度言っておこう壁に激突した。


俺、そんなに力はないぞ。


静かになった広場で空で鳥が鳴く声が聞こえる、帰りたい。


近接戦は無理と判断したのか


「接近戦は無理だ!武器を投げろ!」


と聞こえ周りの人達が一斉に手に持っている剣、斧、槍、ハンマーを投げつけてきて俺は、あっ死ぬと思い目の前に迫ってくる斧が見えて目を閉じるがいっこうに物が飛んでこない。


恐る恐る目を開けると俺は目の前の光景に思考と共にいろいろと停止した。


だって目を開けたら飛んでくるはずの獲物が獲物を投げた本人達に突き刺さってたり、肩に斬りこんでたり、上と下が別れた者とかが倒れている。


いろいろと俺の周りで起こりました、はい、さっぱりわかりません。


地面に血が広がりその匂いが鼻に刺さる。


「残りはあなただけですが?」


とヴァイキング男を見るとヴァイキング男が


「お前何者だ」


と言ってきて


「ひきこもりの社会人です」


と即答するとまた広場は静かになった。

読んでいただきありがとうございます。間違っているところもあるかもしれませんが宜しくお願いします。

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