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RinnkuBuraddo  作者: いば
第一章
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そんな依頼だったけ?

「よろしく」


とマルクの後ろから出てきた少女はそう言ってまたマルクの後ろに隠れる。


「よろしく」


俺もそう返す。


「すみませんがその魔導書をライラ様にお貸しできますか?」


「いいですよ」


俺はそう言って魔導書を外してマルクに渡す。


「ありがとうございます」


と言って後ろにいる少女に渡す。


「それでは、それぞれ向かいましょうか。サイ様、目を瞑ってください」


「はい?」


「王の間の前までテレポートします」


「あ、はい」


と言って目を瞑ると耳元でパチンと指鳴らしの音が聞こえて目を開けると大きな扉の前に立っていた。





「行きましょうかライラ様」


「うん」


とマルクに言って魔導書を片手に落とさないように持って片方の手をマルクの執事服の袖を掴む。


「それでは」


と言ってマルクは指を鳴らすと景色がかわり城内から港の停泊場にかわる。


「静かですね、皆さん寝たのでしょうか?」


マルクは辺りを見渡すが一人も人を見つけられない、倉庫や建物にも明かりが点いていなかった。


「関係ない」


ライラはそう言って魔導書を開いて呪文を唱える。


『今宵は満月、血に飢えた獣達の夜。狼は月に吠え、獣達の狩りが始まる』


獣達の狩り(ビーストハント)


魔導書を閉じるとそれを合図に狼の吠える声が聞こえその後に人達の悲鳴があがる。


明かりが点いたと思ったら明かりは消え建物の壁が壊れそこから現れたのは獅子、だが獅子にしては一回り大きく四つ目、尻尾は二尾。


獣というより魔獣に近い、それが50匹位が港の中を駆け回っては目についた人間を牙で爪で襲い殺す。


「私の出番はなさそうですね」


マルクはそう言って肩を落とすとライラが袖を掴んで後ろに隠れて一点を指を指す。


「どうしました?」


そう言ってライラが指した方を見るとこっちに護衛5人に女、子供がその後ろを走ってくる。


「まかせた」


ライラはそう言ってマルクは「分かりました」とそう答えて


「皆さんそんなに慌ててどうしたんですか」


マルクが声をかけると護衛の男達は止まって女、子供を守るように囲んで辺り警戒しながらマルクを見る。


「どうしたもなにも、モンスターが襲撃して来たんだ。だから戦えない女、子供を逃がさないと」


護衛の男が言う。


「それは困ります、あなた方は我が王の領域に侵入した賊です。なので死んでもらいます」


そうマルクは言って指を鳴らすと景色が地獄と化した港から静かな広い広場にかわる。


「おい、ここはどこだ」


と言って見回す。


「ここはアドラ城の中です」


とマルクは言うと護衛達は武器を下ろす。


そして「もう安全だ」と言って振り向くとそこには一緒にいたはずの女、子供がおらず焦る護衛達。


「イシュー、後は任せます。ライラ様、私はあの港の事後処理をして来ます。お一人になりますが護衛をつけますか?」


「イシューと、いる」


焦る男達を無視してそう言ってマルクはライラに聞いて


「分かりました」


そう答えて指を鳴らしその場から消える。


「イシュー」


ライラはそう言うとライラの後ろから幽鬼ごとく現れ大地を揺らすほどの咆哮上げた。






目を開けると目の前に大きな扉が見えてボケーっとしてしまった。


「マジでテレポートしたのか?」


と言って首を振る。


そしてステータスをもう一度確認する。


「エラーでほとんど使えない、使えるのは新しいスキルだけ·····」


スキル欄の新しいスキルのブレイクの下矢印を押すとブレイクの詳細なスキルが出てきた。


「ウェポンブレイク、シールドブレイク、ヘッドブレイク、アーマーブレイク、メンタルブレイク、ライフブレイク、ソウルブレイク。······後はステータスブレイク?それとシステムブレイク?なんだこれ」


そう言って詳細な情報を見る。


ステータスブレイク、自身に『リミット解除』の効果を付ける永続。システムブレイク、エラー表示を消しリンク率を100%にする。どちらも使用回数一回限り。


「なるほど、強化はしとこう。『ステータスブレイク』」


使用するとメッセージ出てきて


「状態異常『リミット解除』が付きました。骨格強化、筋肉強化、視力強化、動体視力強化、瞬発力強化、脚力強化、腕力強化、握力強化完了」


「目に見える変化はないけど、もう1つも使っとこう『システムブレイク』」


使用するとまたメッセージが出てきて


「状態異常『エラー』解除、現実とリンク率50%、60%、70%、80%、90%、100%完了。プレイヤーとアバターリンク率40%、60%、80%、100%完了」


メッセージが消えると視界がブラックアウトする。


「画面が消えた·····」


そう言って辺りを見渡すが見渡す限り黒、どうしたものかと目を閉じ考えていると遠くからクラクションが鳴る音と車が走り去る音が聞こえてきて目を開けると目の前には大きな倉庫その横には車が止まっている駐車場だった。


「あれ?城の中だったはずだけど?」


そう言って辺りを見渡すと倉庫の中に赤い矢印が出てきて俺はどうなってんだと周りを見渡す。


「とりあえず依頼確認してクラウスに連絡するか」


通信機を出してクラウスと連絡をとる。


「あー、クラウス聞こえる?」


「なんだ?もう終わったのか?」


「いやまだ。ちょっと依頼の確認とクラウス達はどうしているかなと、ん?今何か食べてんの?」


「ん?ああちょっと腹が減ったからな、依頼の確認だったなちょっと待ってくれ」


そう言うと皿をどかす音が聞こえた後に


「依頼内容は人身売買業者ボスの捕縛だ」


「そんな依頼だったけ?」


「ん?ああ、で俺とリンでその業者の仲間からボスの居場所を聞いたお前がボスの捕縛に向かったじゃないか?」


(依頼内容の確認を聞いただけだけど、俺がいるここまでの流れを教えてくれるとは)


「ありがとう、終わったらまた連絡する」


「おう、わかった」


と言って通信を切る。


(ということは、今俺がいるところはボス部屋ってことか)


「じゃあ、やるだけやってログアウトするか」


そう言って倉庫の扉を開けた。

読んでいただきありがとうございます。間違っているところもあるかもしれませんが宜しくお願いします。

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