どうなってんだ?
「敵襲!!」
城内にその声が響きわたる。
それを聞いた男達は武器を持って部屋を出ると知らせ役の男がこっちに向かって走って来て息を切らして
「モンスターが侵入!見張りが殺られた!」
「数は?」
「3体、銀色の鎧を着た奴が2体もう1体は見たことがない多分新種のモンスターだ。今、アッシュが魔法で壁を作って防いでいる」
「たった3体で何で慌てているだ5人であたれば楽勝だろ俺達は冒険者より戦闘経験が上だぞ?」
「···んだ」
「なんて言った?」
「イルファが死んだって言ったんだ!」
と知らせ役の男が言うと仲間達はざわめく。
「ダイン、嘘をつくんじゃねぇあの戦闘狂が死ぬわけ·····」
「へぇ~あの戦闘狂はイルファって言うですか、覚えておこう道連れに装備を破壊されたし」
と少女の声が聞こえてダインと男達は声が聞こえてダインが走ってきた通路を見ると1人の赤白い髪の少女が立っていた。
「てか俺をモンスター扱いってさっきのアッシュって人も俺をモンスター扱いしてたけど『兵器召喚:ガトリング自走砲×6』」
と言って俺は機械犬を召喚して頭を撫でる、機械犬は盗賊達を見たまま待機して俺の指示を待つ。
「自走砲01と02、03と04は盗賊の殲滅を、05と06は俺と一緒にリーダーのいる王の間に向かう。その後は各自の判断に任せる」
と言うと自走砲達は口を開けてガトリングの砲身を出す。
「貴様何者だ!」
と盗賊の男が聞いて男達は武器を構える。
「今から死ぬ人達に答える必要はない」
俺の答えを合図に自走砲達は盗賊達にガトリングガンを撃つ。
「じゃあ行こうか」
と言って別の道から階段を上がって王の間に向かった。
階段を上がると同じ扉が五つ見えて立ち止まる。
「どの扉を通ろう?マップじゃあどの道を通っても最終的に一本道になるしこのまままっすぐ進もうか?」
そう言って扉を眺める扉は真ん中の扉以外青く光っていた。
「さっきの道が近道だったけど」
と上がってきた階段を見るとこっちに向かって走ってくる足音が聞こえて叫び声と銃声が聞こえて静かになった。
「急ごう」
と言って真ん中の扉に手を置いて扉を押すとメッセージが出てきた。
「ん?リビングデットドラゴンと戦闘?えっと使用武器は魔導書、スキル使用不可、······まあやって見るか」
そう言って自走砲05と06を待機させて扉を開けて中に入ると松明に紫色の炎が灯って辺りを照らす。
(待て、スキル使用不可って書いてあったよな、·······手ぶらじゃん)
と思って魔導書を手に持って道を歩いていると広い空間に出た瞬間、俺の足元に紫色の炎を纏った槍が突き刺さる。
「······」
俺は槍が飛んできた方を見る。
広場の中心に紫色の炎を纏って俺を睨むモンスターがいた。
「ここから戦えと」
俺は魔導書を開いて呪文を唱える。
『歯車を回せ、命を吹き込むように。歯車を回せ、混沌を滅する力を込めて。さあ動きだせ』
【ギアソルジャー】
本を閉じると足元に槍を持った兵士の玩具みたいのが軍隊のように整列してモンスターとにらみ合いをしている。
「勝てるか?」
そう言って紫色の炎を纏ったモンスター、リビングデットドラゴンを見て足元の兵士達を見る。
(負けるな、これ)
そう思いながらリビングデットドラゴンに指を指して突撃命令を出すとギアソルジャーは槍を構えてリビングデットドラゴンに向かって行った。
そしてあっけなくドラゴンブレスで焦げ炭になって消えた。
「·······」
リビングデットドラゴンと目が合ってしまってそのまま固まっているとリビングデットドラゴンは座りこんで尻尾を犬のように振る。
(楽しんでる?······じゃあもう一度)
魔導書を開くとメッセージとステータス画面が出てきてとりあえずメッセージを開くと
「魔導書、ステータス捕食率100%突破。魔導書、真名解錠『暴食の魔導書』。ステータス職業、『異端者』から『イレギュラー』に変わりました。イレギュラー専用スキルがセットされましたスキル名『ブレイク』、永続状態異常『エラー』が付きました」
メッセージが消えるとステータス画面の名前と職業とスキル以外がエラー表示で埋め尽くされた。
「なっ!?」
俺は魔導書を落としてステータスを見る。
ステータスには確かに名前と職業とスキル以外は全てエラー表示になっている、アイテム欄は無事だがステータス画面と一緒に表示されていた装備欄は魔導書以外がエラー表示になっていた。
「どうなってんだこれ」
そう言ってステータスを見ていると大きなドラゴンの影がかかって
「······あ」
顔を上げたとたんリビングデットドラゴンの顔が息がかかるくらい近くにいて俺は固まる。
(どうしよう、魔導書は落としてしまった)
固まっている俺に どんどん顔を近づけるドラゴン。
(近い!近い!近い!)
そしてそんな俺を無視して俺を囲むように座って眠るドラゴン。
「どうなってんだ?」
俺はため息をついて魔導書を拾うと
「やっぱりライラ様の予想どうり、イシューは彼を気にいったみたいだね。それとも彼が次の王だから?」
とがっかりして嬉しそうな青年の声が聞こえて声が聞こえた方を見ると執事の服装を着た眼鏡をかけたイケメンが両手を上げて敵ではないとアピールしながら俺の前までくる。
「えっと、戦闘は?」
俺はリビングデットドラゴンを警戒しながらイケメンさんに聞くとイケメンさんは困った顔をして
「そんなに警戒しなくてもいいですよ、イシューは戦う気はないみたいだから」
「······わかった」
俺は魔導書を鎖を巻いて右腰に下げる。
「えっとじゃあ、自己紹介をしようか」
と言って小さなケースを出して一枚の紙を俺に渡す。
「私は執事とこの城の管理人のマルクといいます、その子はイシュー」
「冒険者のサイです」
と言って俺もギルドカードを見せる。
「冒険者、ですか。それでこの城に用事でも?」
俺はマルクに今受けている依頼とこの城を拠点として活動してもいいか、それと船で助けた30人の生活の場所を確保したいと相談する。
「ええ、いいですよ。ですがその前に盗賊達をなんとかしないといけませんね、この城の盗賊はサイさんがほとんど討伐したから後は港の盗賊達だけですね」
「あそこも盗賊の巣だったんですか、というか簡単にOK出しましたね何か企んでいるんですか?」
「まさか、私達も盗賊達に困っていたんです」
「そうですかじゃあ俺はさっさと王の間に向かわないとそれと港も」
と言って装備を確認する。
「港の方はライラ様と私が」
とマルクは言う。
俺は「ライラ様?」と首を傾げるとマルクの後ろから少女が出てきた。
読んでいただきありがとうございます。間違っているところもあるかもしれませんが宜しくお願いします。




