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RinnkuBuraddo  作者: いば
第一章
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宝箱は開けるなよー

「もったいないですね」


甲板の隅で大の字で倒れている俺に冒険者の一人が声をかけてきた。


「何がです?」


俺はそう言って起き上がる。


「リンさんですよ」


と言って他の冒険者と話をしているリンを見る。


「冒険者じゃSランク行ってたかもしれません」


「それはどーも」


と言って俺もリンを見る。


リンは楽しそうに話しているがそれを聴いているが冒険者はリンの脚を見ている。


(おい、お前ら何を考えている)


そう思って冒険者を半目で見ると冒険者は俺の視線を感じて目を反らす。


「そう言えばサイさんはどこのギルドの冒険者なんですか?」


「入ってないですよ」


「えっ、ギルドカード持っているんですよね?」


「はい持ってます」


と言ってギルドカードを冒険者に渡す。


冒険者は俺のギルドカードを見て驚いた顔をしている。


(本当だ何処にも入ってないフリーの冒険者だそれとランクはE最低ランクだ、でもさっきの戦闘訓練を見てもランクはCに近い)


「冒険者には入ったばっかりみたいだね」


「そうですね、このゲームを始めたのは·······いつだったかな?忘れました」


「アル港に依頼でも?」


「はい、アドラ城に盗賊討伐に」


それを聴いたとたん冒険者は持っていた俺のギルドカードを落とした。


「どうしたんですか?」


「今すぐ依頼を破棄した方がいい危険だ」


「なぜ?」


「だから危険だって」


「危険でも依頼を受けたので」


「せめてAランクの冒険者を連れて行くべきだ」


「大丈夫ですよリンがいますしクラウスがいます」


そう言うと冒険者の男は顔を険しくする。


どうしても危険だから行くなって言いたそうな顔だな。


「じゃあ俺達の依頼人に言ってください、この船に乗っていますよ」


俺はそう言って立ち上がって伸びをして船内に戻る。


「じゃあねー!」


と言ってリンも手を振って後をついてくる。


「あっ、サイさん」


船内に入るとこの船に乗っている他の乗客に声をかけられる。


「皆さん着替え終わりました」


と言って手を振っている。


「今行きます」


と言ってその人が出てきた部屋に向かった。


部屋に入ると人達の話声があっちこっちで聞こえる。


(人が多い·····30人余裕で入れる部屋ってどこの式典会場だよてか外から見たら小さい船なのによく作れたな)


そう思いながら部屋を歩いて一人の女性の前に向かうと女性は近づいてくる俺に気づいて編み物の手を止める。


「ありがとうございますサクラさん、助かりました」


そう言って礼すると


「いいよいいよ気にしないで」


サクラと呼ばれた女性は慌ててそう言った。


「それに私は裁縫とか服を作るのは好きだから」


そう言って部屋の中を走っている子供達を見る。


「サイさんはあの人達をどうするですか?」


「そうですね、30人で冒険をするのは難しいので拠点でも探そうかと」


「見つかります?」


「あては有ります大丈夫です」


そう言うと部屋の奥から王様とクラウスが出てきた子供達に飛び付かれながら。


「王様ちょうどよかった、話したいことが有ります」


俺はそう言って王様を見る。


俺の隣で椅子に座っていたサクラは王様を見て「王様?えっ?」と言って王様を見てる。


「なんだ?」


「アドラ城の盗賊を討伐したらアドラ城は空き城になりますよね、何か利用することはありますか?」


「特に何も考えてないが」


「じゃあ俺の依頼報酬、アドラ城をください」


そう言うと王様とクラウスは「えっ?」と言う顔をする。


リンはサクラと一緒に編み物をしている。


「すまん、なんて言った?」


とクラウスが言う。


「だから、アドラ城を俺の報酬でくださいって言ったんですけど」


そう言うと王様は腕を組んで考えて


「いいぞ」


と答えた。


クラウスはまた「えっ」と言う顔をしてこんどは王様を見る。


「で、アドラ城をどうするだ?」


とクラウスを無視してガッツポーズをしている俺に聞いてきた。


「え?ああそれは人数が増えたので活動拠点が欲しいなと思って、それと俺は報酬を決めてなかったなーと思い出してそれで」


と言って俺は装備をいつものにすると王様は俺の装備を見て少し後ずさる。


「どうするんだ?」


と言ってクラウスは子供達の頭を撫でる。


「先に港に行ってアドラ城を攻略して来ます」


と言ってバイクを押して部屋を出ようとすると


「宝箱は開けるなよー、俺のゆいつの楽しみなんだからなー」


とクラウスが言って


「私も一ついいか、盗賊のボスは殺さないでくれ話がしたいんだ」


と王様が言った。


「了解」


と言って俺は部屋を出て甲板に出て


「ウォーターバイク」


と言うとバイクがタイヤをしまって海に飛び込む。


俺も飛び降りてバイクにキャッチしてもらってちゃんと座るそして俺は赤黒化をMAXまで溜めようと思って


「クロノスの早時計」


そう言うと金色の時計が出てきてカチ、カチっと針が動いてどんどん早くなって最終的には針が見えなくなって光になって消えた。


「準備完了、今俺がどうなっているかわからないけど行きますか」


俺はそう言ってウォーターバイクを走らせてアルの港に向かった。





「付いて行かないのかクラウス殿」


サイが部屋を出た後王様が俺にそう言った。


「大丈夫だ。あいつは一人の方が強いし俺は俺でサイにこの人達を頼まれるから守らないといけないからな適材適所ってやつだ、それに俺は····」


「俺は?」


「·····いや何でもない」


俺はそう言って子供達の相手に戻った。

読んでいただきありがとうございます。間違っているところもあるかもしれませんが宜しくお願いします。

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