報酬は一億
「おーい、ギルマスー」
俺はそう言って手を振る。
「·····」
「反応がない」
「そうですね」
俺と職員は固まったギルマスを見てそう言った。
「しょうがない王様を連れて来てください、それと俺も王様に話すことがあるので待ってます。」
俺はそう言ってギルマスの横に座る。
「分かりました」
そう言って職員は部屋を出た。
しばらくすると扉が開いてそこから王様と兵士が入ってきた。
王様は俺見たとたんに顔を青くして兵士の後ろに隠れた。
「どうしたんですか?」
そう言うと兵士の後ろから顔を出して
「いや、その、何でもないですすみません」
そう言って椅子に座る、兵士は王様の後ろで待機する。
「大丈夫ですか?顔色が悪いですよ?」
「大丈夫です、すみません」
なんか変だが話をするか。
「そういえばあの時の約束は守ってくれますか」
そう言うと王は顔をそらして
「分かっている」
そう答えた。
「そうですか」
俺はそう言ってギルマスの方を見て
「ギルマスいつまで固まっているんですか」
そう言って肩を揺する。
「ああ、すまん」
「じゃあ俺は失礼します」
回復したギルマスにそう言って応接室を出る。
「それで何の用だ王様がわざわざ」
「ああ実は剣の試練を最下層まで行った冒険者がここに来ていると聞いてな、その者に依頼したくて来た」
「依頼の内容は」
「私の護衛だ」
「護衛って自分の兵士達を連れて行けばいいじゃないか?」
「無理だ、兵士は連れて行けない場所が場所でな」
「どこに行くんだ?」
そうギルマスは言うと王は目を閉じて
「アドラ城」
そう王が言うとギルマスは王を真っ直ぐ見て
「今、アドラって言ったか」
「ああ」
「あそこは盗賊の巣窟だぞ」
「その者は盗賊を討伐するのを得意と聞いている」
「·····わかった、少し待ってくれ」
そう言ってギルマスは応接室を出る。
「おい、サイは知らないか」
と職員に言うと
「サイさんは訓練場にいます」
と言われて訓練場に入ると木刀を持って他の冒険者と模擬戦闘をしているサイを見つけた。
「ギルマスの旦那、あいつ何者だ」
近くにいた冒険者がギルマスに聞いた。
「お前らの後輩だな、どうかしたか?」
「いや、何でもない」
「サイちょっと来てくれ」
ギルマスに呼ばれた。
「ありがとうございます」
対戦してくれた冒険者に礼をしてギルマスのところに行く。
「何ですか?」
「お前宛ての依頼だ詳しい話は応接室にいる王様に聞いてくれ」
「分かりました」
俺はそう言って訓練場を出て応接室に入ると突然兵士が剣を構えた。
(さっきもそうだったけど俺を見たとたんに何故武器を構えるんだ?)
「おい武器をおろ·····いや斬っていい!」
「おい!斬っていいじゃない」
俺はそう言ってたらいで王の頭を叩く。
「すみません·····」
「で、何ですか依頼って」
椅子に座って王に聞く。
「えっとその剣の試練を最下層まで行ったのは君か?本当ですか?」
「普通に話してください、それと本当ですよ」
「そ、そうか、依頼は私の護衛だ」
「護衛って兵士達を連れて行けばいいんじゃないですか?」
「ギルドマスターにも同じ事を言われた、でも兵士は出せない」
「何故?」
「兵士達を出すとこの王都の守りが薄くなる」
「そうですか」
「私が向かうところはアドラ城といって盗賊の巣窟と言われている」
「そうですか」
「そうだ、そこにある武器と宝を手にいれて軍の強化をするためだ」
「戦争でもするんですか?」
「·······」
「まあ別に気にしませんけど、クラウス聞こえてました?」
と俺がそう言うと王と兵士は?マーク出している。
「あー、聞こえた聞こえた」
と声だけが聞こえるから王と兵士はどこから聞こえるか分からず
「どこから声が?」
と聞いてきた。
「気にしないでください俺の仲間です」
「そ、そうか」
そう言って王はお茶を飲む。
「報酬は何ですか?」
そう言うと王は
「一億」
「「は?」」
クラウスと俺は耳を疑った。
「すみません、もう一回言ってください」
「報酬に一億出すと言ったんだ」
そう王が言うとクラウスは
「その依頼受けよう!」
金の額に目が眩んだかOKを出すクラウス。
「相方はOKをしたがどうする?」
「依頼内容を確認させてください」
「うむ」
「1つは王様の護衛」
「うむ」
「2つめはアドラ城ってところの盗賊の殲滅」
「う、うむ」
「報酬は一億」
「う、うむ受けてくれるのか?」
「はい話を聞いた以上受けるしかない」
「よし!決まりだな!」
とクラウスが言った。
「今すぐ向かいたいんだが、大丈夫だろうか?」
と聞いてきた。
「大丈夫ですよ、クラウスは?」
「俺も大丈夫だ、ちょうど宿屋の依頼が終わったところだ」
とかえってきた。
「わかった、では行ってくる」
王はそう兵士に言う。
ギルドを出てクラウス達と合流する。
「そういえば、アドラ城ってどう行くんです?」
「馬車でガスタ街道を通ってイルの港に入る、そしてそこから船でアルの港に入ってそこから徒歩で道なりに進めばアドラ城が見えるはずだ」
地図を出して説明してくれた。
本当にこの人王様なのか?王様って椅子に座って偉そうにしている風にしか見えない。
まあ気にしない気にしない、じゃあ行きますか。
読んでいただきありがとうございます。間違っているところもあるかもしれませんが宜しくお願いします。




