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太鼓判
翌朝
王は目覚めると軽く拳脚を発し朝の稽古を始めた。
「王先生、食事の準備が出来ました」少年が王に声をかけた。
食堂には既に梁がいた。
「おはようございます。王先生。さあ、どうぞ召し上がって下さい」梁の勧めで王は粥に箸をつけた。
「李英風は逃げ回っていますが、たぶん、荒野の教会にいるでしょう」梁が言うと「なぜ分かります?」と王は問い詰めた。
「私の所に情報は入って来ます。ただ、奴と闘える者がいない。少林武術の高手ですからな」と梁は言った。
「フウム」と王が言うと梁は「先生なら奴に負けないですよ」と太鼓判を押した。
「では、その教会に行ってみましょう」と王は答えた。
その頃、李英風は教会を後にしていた。




