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初めてのデート5

・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・




パンダに触れ合った後、海渡と雫は動物園を後にした。

もちろん、片手には海渡の父の土産物を持って。

そして、もう片方の手は海渡と手を繋いで。

「海渡」

「ん?」

「今日は、有り難う」

雫は海渡を見て微笑んだ。

「すごく、すごく、楽しかった。色んな動物と会えたし、触れ合えたし。何より・・・・・・海渡と一緒に色んな物が見れたから」

「雫・・・」

海渡は握っている雫の手をギュッと握った。

「僕も、凄く楽しかったよ。この気持ちは雫と一緒だね」

「海渡」

雫も海渡の手をギュッと握り返した。

「えへへへ」

「あはは」


そして二人は夏の夕暮れの中、電気が付いてある、お互いの家へと歩いて向かったのだった。


「「ただいま」」



END


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