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係決めの正しい決め方。

なんかこういうの憧れて恥ずかしながら書いてみました。

とても読みにくいと思いますが、暇な方はぜひ見てやってください。

まず言っておこう。

俺は人付き合いが苦手なのでは決してない。

ただあのような馬鹿騒ぎしているやつらと一緒になりたくないし、見られたくもない。

だから付き合わないだけで、決して「友達」を作れないわけではないのだ。

でも、自分でも新しい環境になる今日は少し楽しみだった。

そう、今日でこの考えとおさらばするのだ!

今日から中学2年生になる。

去年は緊張していて友達ができなかったから今年こそは絶対作る!そしてリア充になる!!という目標を俺はたてて俺は学校に行った。

いつもより通学路をはやく歩いて俺は学校を目指した。



そして俺は今、自分の存在が認められているのかすら怪しいクラスで自己紹介している。

「佐崎海土です。特技は特になくて、好きな食べ物もとくにないです。1年間よろしくお願いします」

よし、スタートはいい感じだ。

この調子なら今年こそは友達できるんじゃね?

やっぱり友達がいることはきっと楽しいだろうし!

「え~マジ?マジマジ?マジ土田君すげぇ!」

「だろ?マジパネェだろ?」

うん、やっぱり友情なんてこの世にはない。

俺はクラスの最初のイベントで早速絶望してしまった。

いかんいかん、俺は今年こそ友達を作ってリア充になってやるのだ!

大丈夫、きっと休み時間に誰か声をかけてくれるさ!

そんなことを考えていると、休み時間を告げるチャイムが鳴り響いた。

「2年生は修学旅行とかいろんな行事があるから楽しめよ~」

担任の簡単な挨拶が終わると同時にみんなが移動を始める。

自分はすぐにラノベを取り出して読むのを始めた。

といってもぜんぜん頭に中身が入らない。

なぜか字すら以上に読みにく見えてしまう。

「海土だっけ?」

おっ!キター早速キターやっぱり俺でも友達が作れるんだ・・・・

「本、上下逆だよ?」

「えっ」

どうりで字が読みにくいわけだ。

「うっかりしてたよ~教えてくれてありがとう!」

よし。これで好印象なハズだ。

「バカに用はないんだよクズ」

俺は初めてしゃべるクラスメイトにいきなり2回罵倒されてしまった。

「いや~冗談きついよ~」

たぶん、きっと、これは冗談だ!

「バカはさっさと死ね」

やばい・・・人生に軽く絶望してしまいそうだ。

ここは早く切り抜けないとストレスで気が狂うかも知れない!

「俺トイレいくわ」

「お前に使われるトイレを作った人はきっと嘆き悲しむな」

こいつは俺になんのうらみがあるのだろうか?

ここにいたら自分の命があぶないからはやくいこう。


生命の危機を感じて早足で廊下に出たはいいけど話す人もいねぇ。

やっぱり俺は今年もぼっちか・・・・

「お~い海土~」

はぁ・・・・やっぱり俺はぼっちなのね。

「無視すんなよ~海土~」

もういいや、教室に帰ろ。

「海土!今年は同じクラスだしよろしくな?な?」

「痛い!痛い!わかったから俺の足を踏むのはやめろ!!」

こいつは確か白川雪斗しらかわゆきとピアス穴やらどこかタバコ臭い制服やらどっから見ても不良である。

去年からたびたび付きまとわれているがだいたい無視している。

だって盗みの協力とかだったら怖いじゃん。

「海土!今年は去年と違って同じクラスだからいっぱい遊ぼうぜ!」

「グハッ! おい!どこの国に話しながら腹を蹴る作法があるんだよ!?」

「あはは~これくらい気にするなよ!俺たち友達だろ?」

「あぶっ!」

さっきまで自分の顔があったところに雪斗の蹴りが入っていた。

「チッ」

舌打ちまで聞こえた気がする。

「おーいお前ら!チャイムなってんぞ!自分のクラス戻れ!」

いつの間にかチャイムが鳴っていた。

「やべぇ!もどんぞ海土!」

「あぁ!」

ここは協力して同じように走っている同級生たちを蹴散らして教室をめざした。

うん、飛んでくる女子の目線がとても痛い。

「さっきから女子に見られてるんだけど~マジでモテると辛いわ~」

こいつは相当頭がパラダイスらしい。



「今から係を決めてくぞ~」

どうやら2時間目は係を決めるらしい。

「今からやりたい係のところに名前かけ~」

先生はいいながら黒板に係の名前を書き出している。

クラスの人たちもそれぞれ話し出している。

「マジめんど~どれにする~?」

「え~図書係とかいいんじゃない?」

「俺はぜってぇ黒板清掃係!」

「神路さん!結婚を前提に付き合ってください!」

まて、だれだ愛の告白をやってる奴は?

「はい!こちらこそお願いします!」

俺たち中学生だよな?いいのかよ!?


いきなり生まれたリア充は放っておいて、自分はどの係にしようかな?

やっぱり図書係とかかな?とても楽そうな気がするし。

「海土だっけ?俺は哲矢、よろしく。」

と、いきなり自己紹介をした人は富永哲矢とみながてつや学年でも結構顔が知れ渡ってる奴。

友達も多いけどこのクラスにはあまり仲の良い人はいないらしい。

「海土はもう何の係にするか決めた?」

「いいや・・・哲矢は?」

「俺も・・・・だよ」

この間が予想してなかった事態ということを物語っている。

友達の多い哲矢のことだ、自分でも一緒に係になる人すらいないなんて思いもしなかったに違いない。

「・・・・良かったら一緒に係しない?」

嫌々ながらってのが伝わってくるが、自分もほかに人もいないしありがたく気持ちに答えることにした。

「だったらさぁ、飼育係なんていいんじゃないかな?ほら、このクラス見たところ生き物いないし、買ってくるにしろ時間あるから少なくてもしばらくは仕事ないよ?」

どうやら哲矢も係の仕事には消極的なようだ。

俺ももちろんそうなので同意する。

「いいよ!一緒にがんばろう!」

「はぁ~じゃ、俺黒板に海土の分も書いてくるわ」

なんかため息つかれたけどきっと一緒にやるひとができて安心したからだよね!?

「はぁ~あんな奴とか・・・・」

聞こえない聞こえない!独り言は聞こえない!

「おっ!やっと飼育係が決まったか!」

ん?先生がなんか言い始めたぞ?

「これで明日家からピラニアを連れ来れる」

「「ちょっと先生!?」」

「もし決まらなくてじゃんけんとかだったら遠慮したが・・・・自分たちからなるんだからいいよな?」

「「嫌で

「ありがとう、2人とも頼むよ」

「「最悪だ!」」


こうして不安な俺の中学校2年目が始まった。

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