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パターン1

知っている?


この世界にはいくつもの可能性があることを。


これはその可能性の物語。


昔々。

一人の夢見る女の子がいました。

その女の子はお母さんにいじめられていました。

そんな女の子を哀れに思う人外がいました。

彼女を幸せにしようと、努力し始めたのでした。




























パターン1.


俺の名前はクリス。

いきなりだが、俺には記憶がない。

目覚めるとそこは病院で、俺はある女の家で一緒に暮らすことになった。

その女の名前はリーゼ。

小さな雑貨屋を経営しているけっこうな正統派美女。

「うふふ、ねえクリス。晩御飯どうしよう?」

何か俺を恋人のように慕っているし。

しかも俺の周り変なやろうばっかだし。

「こんにちはー。そろそろキスぐらいしました?」

「ってレイ!んなプライベートなこと聞くなよ!」

「・・・・・・・スパー。」

「マークよ、さすがに十本一気に吸うのはどうかと我輩は思うのだが。」

えー、上のせりふから、レイ、ベンジャミン(以下ベン)、マーク、リングヴェル。

全員男性。しかも全員人外。

さらにはその中のレイは正体不明。(目が死んでるフリーター。)


ちなみにベンは悪魔に魂を売った半悪魔。(やたらと現代火器にくわしい。)

マークは魔族の一つ、人間の魂を食す死神族の一人。(しかもヘビースモーカー。)

リングヴェルは立派な吸血鬼。(人外の癖にカリスマブロガー。)


・・・・・・俺は変な因果でも背負っているのか?

(実はこいつらのほかにも俺にかかわる変人多し。何かと人外にゆかり持つやつ多し。)


クリス「・・・・・・・なんでまた来た?」

レイ「暇だからです。」

クリス「いや、暇って・・・・・。」

リングヴェル「何かブログのネタにならないかと思ってな。」

マーク「なあ、もっとタバコない?」

クリス「お前は吸いすぎなんだよ!」

ベン「いっそのことタバコむしゃむしゃ食べたらどうだ?」

マーク「それはいやだ。」

レイ「そうですよね。死にますもんね。」

クリス「いやいやいや、魔族なんだから大丈夫だろう!?」

マーク「・・・・お前、僕ら死神族は魔族の中で一番虚弱なんだぞ。

    そんな僕に向かって死ねと?」

クリス「じゃあタバコやめろよ!お前一応妻子いるんだろ!」

マーク「僕の嫁と息子はこのぐらいじゃ死なん。」

レイ「あのですね、マークがヘビースモーカーなのはかえっていいことなんですよ。」

クリス「はあ!?」

レイ「マークはすばやく魂を狩ることを必要とされますよね。

   タバコをすうと、興奮するとか目がさえるとかいいますでしょ。

   いつも寝てばかりの彼にとって好都合なんですよ。

   そんな彼のソウルアイテムであるタバコを止めさせるなんて・・・・ばかばかしい。」

クリス「お前クリスの友達だろ!タバコのほかにも何かあるはずだろ!?」


まあ、こんなだらけた毎日を過ごしている俺。

クリス「くそ・・・。記憶さえ戻ればこんなとこ・・・・っ。」


いったん外に出た俺は近くのゴミ箱を蹴飛ばした。

???「ひっ・・・・・。」


ん?さっき声がしたような。

それとバサバサって音も・・・・・。


振り返ると、一人の女が紙の束を落として戸惑っていた。

クリス「拾うの手伝います。」

???「あ。ありがとうございます!」

女と俺の手がほんの少し触れる。

???「あ・・・・・すみません(////)。」

女の顔がもぎたての桃みたいにピンクになる。

その顔が少しかわいかった。


???「あの、すみません。あたしがこんなだから・・・・。」

クリス「いいっていいって。何で赤くなってんの?」

???「え・・・・あー・・・・ちょっとかっこいいなって。」


俺はよく美形といわれる。

そんなにかっこいいかな。


???「あの、よかったら一緒にお茶でも・・・ほんのお礼ですが。」

クリス「ん?いいの?ちょうど暇だし・・・・行こうか。」

???「あ・・・・ありがとうございます!私マリーっていいます。」






ん・・・・。



これってまさか、ナンパ?












近くの喫茶店について、いろいろ話をしてみたところ、このマリーは結構いいやつだった。

隣町の実家に仕送りもしているという。

俺はだんだんこいつに惹かれていった。



マリー「あたしがおごるはずだったのに・・・ありがとうございます。」

クリス「いいって、それより・・・・」

マリー「?」







クリス「また・・・いつ会えるかな?」

マリー「・・・・・(////)。」







このとき俺は気づいていなかった。

俺たち二人のやり取りを覗き見しているやつがいたってこと。

そして、そいつがマリーと俺の恋路を邪魔していくって言うこと。(しかも大勢で。)


でも、俺は決めたんだ。こいつと進んでいこうって。















翌日。

俺はリーゼに頼まれて店番をしている。

しばらく退屈していると、レイがやってきた。

レイ「もうかりまっかー?」

クリス「大阪人か。」

レイ「ねえねえ、どこか働けるところあるでしょうか。」

クリス「自分で探せよ!」

レイ「見つからないから聞いてるんです。むぅ・・・・ところで。」

クリス「?」

レイはさっきの飄々とした表情を無にして、いった。



レイ「貴方・・・マリーさん?っていうひととお茶してましたよね。」



クリス「・・・・!?」

俺は背筋が凍りついた。

あまりにもその声が無機質だったから。

レイ「その人とはどう知り合ったんです?」

俺は正直に話した。

レイ「へえ・・・じゃあ会ったのは一度きりってわけですか。ふぅん・・・。」

レイは俺の目をじっと見つめてくる。

まるで水底までくっきりと見渡せる湖のような、澄んだ、でも温かみのない瞳。

レイ「その人はどんな感じですか?」

クリス「いや・・・・なんかちょっとかわいい子だなって・・・・。」

レイ「クリス・・・・そう、貴方は・・・・。」



俺は怖かった。正直言って、今日のレイは怖い。

レイ「クリス、貴方は奇跡を信じますか?」

クリス「・・・・ああ。信じる信じる。」

レイ「なら。」

レイは俺のシャツの胸倉をつかんできた。


レイ「なら・・・・このことは忘れなさい。そのマリーさんのこともそのときの貴方の気持ちも全部。」

クリス「おい、何でお前にそんなこと言われなきゃならないんだ・・・・ぐっ!」

ぎゅう・・・・・っと俺の首を絞めてくるレイ。

クリス「く、くる・・・・くる・・・・・し・・・・!」



リーゼ「ただいまー♪お土産にケーキ買ってきたわよ。一緒に食べましょう。」

その買い物からリーゼが帰って来たのと。


レイ「・・・・・あ、リーゼさん、お邪魔してまーす。」

レイが俺から手を離したのは同時だった。








そのときから、俺はレイを恐れるようになった。

あいつ、もしかしてマリーって言う子好きなのかな?

いや、それにしては・・・・・・。


俺はたまらなくなって外に出た。なんか息苦しいし。

すると。



ベン「お、クリスじゃねえか。」

クリス「ベン!」

ベンがガードレールの上に座っている。

俺も隣に座る。







なんか・・・・いろいろすみません。

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