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転生したと思ったらロボットの戦闘支援AIになっていました 〜量産機だけど美少女パイロットとこの先生き残るためにエースを狙います!〜  作者: 夕暮れタコス
第2話 初陣と戦果

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2-1

 絶体絶命のその時に降りてきた青白い光。それは、プラズマソードを赤角に振り下ろしながら現れたシシハナ機だった。


 予想到着時間より30秒程早い到着だ。


「シシハナさん!よかった……来てくれた」


 メイリアが涙声で言った。

 

 惜しくも攻撃は勘づかれたようで、金角が赤角を庇うようにして盾でソードを受け止めた。盾を構えながらいつの間にか持ち替えていた刀で突きを繰り出す。

 それをシシハナさんは後ろに宙返りして回避。驚いた事に宙返りしながら突き出された敵の手首に向かって、的確に固定機銃を浴びせている。流れるような動き。素人でもわかるすごい操縦技術だ!


「よく頑張ったね。メイリア。でもまだ気を抜かないで。敵機との距離を取りつつ回避行動に全神経を注いで」


 そんな芸当を見せながらシシハナさんが涼やかな声で言った。この人、絶対強い……。


 すかさず金角は手を引っ込め、盾を構え直し、シシハナ機向けて体当たりを仕掛けた。

 シシハナさんはまるでそれを予測していたかのように既に回避行動に移っていた。さらには左手にはソードが握られている。カウンターを狙っているみたいだ。


 体当たりを機体を回転させながら敵の左側面へと避け、その回転の勢いで背面へとソードを叩き込もうとする。だが相手もそれを予測していたようで、急加速。そのまま通り過ぎ、シシハナさんのソードが空を切った。


 赤角はと言うと、切断された右手を回収し、ショットガンから斧に持ち替えたものの、攻撃のタイミングが掴めず宇宙に立ち尽くしている。


「了解です!回避に徹します!あれ、隊長はどこですか?」


「俺はここだ、メイ。巡航形態でシシを引っ張ってきたんでな。少し離れた所で通常形態に戻ってた所だ」

 

 ああ、確かに、シシハナ機の後ろの方にラハラ機を確認。巡航形態で加速をつけ、急制動をかける前にシシハナ機だけ慣性を利用して放り投げたのか。到着が早かったのも納得。


「メイリアが敵の注意を引いてくれたから出来たの。本当によく頑張ったね」


「おいおい、まだ戦いは終わってないんだぞ。褒めるのは敵がいなくなってからだ!」


 金角がシシハナ機に向き直り、盾越しに数秒睨み合ったのち、機体数箇所から煙を吐きながら上方へと急加速し始めた。一瞬遅れて赤角も加速を始めたが、こちらを向き、切断された腕を見せつけるかのような仕草をして煙を吐きながら飛んで行った。あー、はいはい、覚えてろよって事だね。

 

 煙幕と逃走。数的有利がひっくり返ったために、潔く逃げたのだろう。敵ながら見事な引き際。


「ふざけるな、逃さない」


 近距離で煙幕を浴び、咄嗟に距離を取ったシシハナさんが涼やかだが怒りの滲んだ声で言いながら、高速巡航形態になろうとしていた。


「待て待て、今から追っても奴らには追いつけない。それにいくらシシでも巡航中を狙われたらヤバいだろ。冷静にな?」


「くっ、了解」


 諭されて追うことを諦めたシシハナさんとラハラ隊長が合流した後、こちらへ向かって来る。


「メイ、よく生き残った」


「帰ろ、ハロンナに」


「はい!」


 2人に優しく声をかけられ、メイリアが涙を拭いながら元気良く答えた。

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