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転生したと思ったらロボットの戦闘支援AIになっていました 〜量産機だけど美少女パイロットとこの先生き残るためにエースを狙います!〜  作者: 夕暮れタコス
第1話 目醒と出合い

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1-3

 新しく飛来してくる敵。


 大型ミサイルみたいのに黒いノッペリ顔のゴツい機体が2機、掴まって飛んできている。すごい速度だ。というか、このコースはもしかしてこっちに……。


「しまった!メイ、孤立しているお前が狙われるぞ!我々もすぐ向かう。それまで何としてでも生き延びろ!」


 どうやら遠距離での支援が仇となったみたい。仲間2機がすぐにこっちに向かったとして到着までおよそ1分半。でもまだドロンズは5機残っている。


「隊長、こいつらは私が引き受けます。すぐにメイリアの元へ向かってください」


 シシハナさんが初めて喋った!涼やかで落ち着いた声だ。


「いやだめだ、狙いがシシに移るだけだ。さらに言えばそこでメイが食い止めてくれないと艦が狙われる」


 母艦ハロンナ、俺達が来た方向からドロンズを通じて奴らに大まかな場所の特定がされている危険があるのかも。奴らの乗り物はこっちの最大推力の約5倍。もしここを通り抜けられたら俺たちが駆けつけるまでハロンナが耐えられるとは思えない。


「メイ、狙撃で奴らに圧を与えろ!そこを素通り出来ないと思わせろ!」


「了解!」


 メイリアが急いで狙撃体制に入る。第1射、命中。相手は直線的な動き、これなら当てやすい!しかし、有効打にはなっていないみたい。なるほど、強力な電磁シールドを展開しているのね。


「1発でダメなら何度でも!」


 2射、3射、4射全て命中。


「う、うそっ。全部当たった……」


 今までぜんぜん当てられてなかったのに急に当たるようになったらそりゃビックリするよね。でもそんな気遣いから手加減してる余裕は無さそうなんだ。


 敵がこのままではヤバイと思ったのかミサイルから降りた。とりあえず足止めは成功。ドロンズは残り4機。散開して時間稼ぎの動きをしているようで、2人が少し手間取っている。


 有人機が降りたミサイルが突然方向を変えて隊長達の方へと猛スピードで飛び始めた。それに気づいた2人がミサイルに向かって射撃を始めるがドロンズに邪魔されて有効打を与えることができない。


「メイリア、すぐにミサイルの狙撃を」


「え、え、あっ、はい!」


 つい普通に喋っちゃった。が、状況が状況なのでメイリアもあまり気にせずミサイルに狙いを定めて撃った。

 命中、ミサイルが爆散。凄まじい火球が辺りを照らした。あれが隊長達の所に行ってたらやばかった。そういえば、電磁シールドは見られなかった、ということはシールドを持っているのはあの2機の方か。


 ふと、その2機が急接近している事に気づく。ミサイルから降りた勢いをそのまま活かして突っ込んで来てたのか!


 機体正面のスラスターを吹かして減速しつつ銃口を向けてきた。


「敵機接近、回避行動を」


 ミサイルの火球に気を取られていたメイリアに促す。このままじゃヤバイよ!


「やばっ!」


 慌てて後へ下がる。さっきまでいた所を敵のライフル弾が通過した。肝があったら冷えていたと思う。


 敵との距離が近づいた事でその姿がはっきりと認識できた。

 データによると通称はレッドアイ。その名の由来となったであろう、黒いバイザーの奥で不必要なほどに不気味に赤く光る鋭い2つのカメラアイが俺達を睨みつけていた。

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