夢
変な夢を見た。
ちょっとエッチな夢。
リューゼはベランダで、何も着ずに立っていた。
リューゼの家は4階だし、ベランダの壁は胸のところまであったから、下から見てもリューゼが裸だって事は誰も気づかないから、別に気にならなかった。
昼間だから下を歩いている人がいっぱいいて、誰もリューゼが裸だって気付かないって思ったら、ちょっと面白かった。
誰か知っている人が通って、手を振って声をかけても誰もリューゼが裸だって気付かないって思ったら、ちょっと面白くなって試してみたくなった。
下を見ると、男の人がリューゼに気付いて手を振っていた。
誰かはわからなかったけど、知っている人だという事だけはわかった。
背が高くて、20歳ぐらいだと思ったけど、顔は中学生ぐらいに見えた。
男の人は近付いてきて、そのまま10分ぐらい話をしていた。
気がつくと、いつの間にかリューゼの家は1階の高さまで下がっていて、男の人を見上げるようにして話をしていた。
ベランダの塀の上から見たら、リューゼが何も着ていないってばれてしまってるって、気がついた。
何も着ていないのがばれても、塀に持たれているから、胸とかは見られていないって思って、ちょっと安心した。
その時に、思いだした。
このベランダは特殊なコンクリートだから、外から見たら透明になるって、思いだした。
最初からずっと、ばっちり胸もあそこも、この男の人に見られてたって気ずいた。
本当は普通のコンクリートなんだけど、夢の中ではそうなってた。
今まで裸で男の人と普通に話していた。
部屋に戻って隠れなきゃって思ったけど、今まで普通にしてたのに、急に恥ずかしがったりしたら変に思われるって思った。
なんて言って部屋に戻ればいいか考えて、ヤカンが沸いているって言えばいいって思いついた。
「あ、ヤカンが沸いてる、火事になっちゃう」
できるだけ自然に、そう言って部屋に戻るために後ろに下がった。
男の人の方を向きながら、ゆっくりと下がった。
直接男の人に、胸とかあそこが見られてしまうけど、振り向いて部屋に入ると、お尻まで見られてしまうから振り向けなかった。
手で隠したかったけど、恥ずかしがってるのがばれるのは、イヤだったからそのまま隠さなかった。
部屋に戻って、窓を閉めた。
キッチンに行き、ガスレンジをガチャガチャ音をさせて、ヤカンの火を消したふりをした。
安心したら、よけいに恥ずかしくなってきた。
みられちゃったって気持ちと、ちょっとだけ、もう一度見せに行こうかなって気持ちがあった。
裸を見られてるって気付いてからは、隠れたいって思って、男の人のことを観察してなかった。
気付いてないときも観察してなかった。
裸を見て、男の人は興奮してたかも知れない、って思った。
興奮してくれてたらちょっと嬉しいって思った。
観察してたら、興奮してるってわかったかもって思うと、もう一度裸で手で隠さずに見せてみたいかもって思った。
どうしようかなって迷っていると、目が覚めた。
夢だとわかって、裸を見られてなくて良かったって、心の底から思った。