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捨て犬 The ハート

覚醒

憧れますよね。

新しい名前

募集中!感想欄にて待ってます。

〜side蓮〜


そういやそうだ。

爺共が何であんなクソみたいなことを言い出したか、

怒りで忘れていた。


佐倉に至っては、もうイライラしすぎて、今でも衛兵さんに

殴りかかりそうだ。

若干、というか佐倉より気性が荒い節がある、アレスも今では少ししょんぼりしているように見える。

蠍なのに不思議だ。


そう言えば、佐倉のINTが21なのに対し、アレスのINTは98

佐倉より全然賢いのである。

テストを受けたら、五倍近く点数の差があるのだろう。

それなら、早く怒りを抑えることが出来るのも納得である。


まぁ、佐倉の性格なら一日経ったら、忘れていることだろう。

アレスはそんな佐倉を少し呆れたような目で見つめている気がする。


虫なのに心がわかるとは、不思議だ。

佐倉とかいう阿呆に共に10年近く、付き合っているのもあるのかもしれない。

少し、アレスに親近感が湧いた。

今度、話しかけてみよう。

佐倉で言葉、日本語が理解出来るのだ、

アレスが理解できないはずが無い。

もう理解なんて、とっくの昔にしているのかもしれない。


そんなことがあり、

俺達は、少し狩りに出ることにした。


森に入ると、見慣れた光景、

ゴブリンとマッドウルフの群れである。

ゴブリンは金にならなさそうだが、

マッドウルフは気持ちよさそうな毛皮がとれそうである。


早くバラして売ってやろう…

毛並みが良いのは、既にザンギで確認済みである。


そういえば、この転移?してから3日経って、それなりに戦闘もしているはずなのに、

ザンギは進化しないまま、である。

もしかすれば、進化自体は出来るが、

由莉かザンギのどちらかが拒んでいるのかもしれない。


由莉もかなりザンギと一緒にいる時間が多いはずだ。

授業中に蠍を肩に乗せて授業を受けようとした、あのアホ(佐倉)ではないが…

しかも、先生に引き止められた時に泣きながら、先生に許しを乞うた挙句、

認められず、先生に体調不良つまり仮病をかました。


勿論、バレてそのまま受けることとなったが、


元々、ザンギは捨て犬だったらしい。

だから由莉もザンギには幸せになって欲しいのだろう。


ゴブリンをルーカスと共に、シバキ倒しながら、そんなことを考えていた。


ゴブリンを倒すうちにこんなことち気が付いた。

あいつらにも、身体の中、頭の中に光があった、

死んでなくても、中にあるだけで見えるらしい。

────────────

種族 ゴブリン


HP 35

MP 1

ATK 12

DEF 12

AGI 45

INT 5

DEX 21

LUK 19

─────────────


道理で弱いわけである。

後で伝えよう。


辺りの空気が変わった、

騒々しかった野鳥共の鳴き声、

ゴブリンの足音、

オオカミ共の唸り声、

虫の音、

全てが止まった。

まるで、時その物が静止したかのようであった。


そんな一瞬の空白の末に、

奥からキケンな何かが現れた。


思わず、”それ”の光を見た。

あまりの大きさに、絶句した。

体が動かない。

声が出ない。

息が出来ない。

”それ”が放っていたのは、圧倒的強者、生態系の頂点、この森の王にのみ許された。

そんな圧であった。


───────────

種族 クイン・アント


HP 523

MP 320

ATK 263

DEF 321

AGI 125

INT 32

DEX 63

LUK 63


スキル

強靭顎

速度補助魔術


称号

蟻の女王

アルバスの森の生態系の頂点

─────────────

辛うじて、必死で、声を絞り出す。

「こいつは、や、やばい…」


「逃げろッッ!!」


一目散に走り出した。

肺が息を吸うのを忘れたかのように、痛い。

足の感覚がない。

ただ、冷や汗だけが、流れた。


ルーカスを木の上に投げ込み、隠れさす。

佐倉も、無駄に高い身体能力で、

樹の上の樹の洞に隠れた。


「あっ……!」


由莉が木の根に躓いた。ヤバい……


蟻の女王はゆっくりと由莉に近ずいた

由莉は体がすくんで動けない。

凶器的な顎がゆっくりと由莉を捉えようとしている。


身体が動かなかった。

そんな中、

あの声が響いた。


個体名 ザンギ

種族 マッドウルフが

種族 精霊獣 へ進化を開始する。


その声とともに、目の前が、

光に包まれた。



「GOAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!」



狼の唸り声が響いた。


俺はまた、その光の大きさに驚いた。

何せそれは、クイン・アントすらはるかに超える大きさだったのだから、


そこからは一方的だった。


女王の開けた顎に前足を突っ込み、引き裂いた。

反撃の腕さえ、喰いちぎった。

胸と腹の間を風が切り裂き、

胸にある光の核を喰いちぎった。

最後のもがきすら、許さなかった。


圧倒的な強さをだった。


由莉はヘタレこんで、

ザンギに抱きついた。


先程まで怒り狂っていた、

ザンギもどこか、安心しているように見える。


そこからひとつも、動けなかった俺たちは、

クイン・アントの素材のみ取り

あとはザンギに連れて帰ってもらった。


過酷な一日を乗り越えた俺たちは、

そのまま、ザンギの背中の上で眠りについていたのであった…



〜side???〜


私は、怖かった。

棄てられることが、

命を投げ出されることが、

大人に捕まることが、

大人を見ると、(前の主人)を思い出す。

産まれた三つ子の内、

真っ白な一匹を残し、

少し成長した私をガッカリしたように見ると、

「ずっと小さいままだったらいいのに…」そう呟いて

私達を箱につめた。


弟は箱の中で死んだ。

大人たちが私を見て目を背ける。

子供が私を見て笑う。


ある日、ひとり少女がこちらをじっと見ていた。

私に駆け寄り、痩せ細った私を抱き抱え、

ママと叫びながら走った。

そこで、私は、産まれてしばらく感じなかった温もりを感じた。

”ずっとこのままでいたい。”

そう思った。

しばらくすると家に着いた。

乳を貰い、洗われた。

私はこの家に住むことになった…


あれから4年半…


私は、

己の殻を破る。

主を守るために、

あの頃の約束を果たすために、


「ザンギっ!ず〜っと一緒にいようね!!」


恐怖、思い出の檻から今飛び出す…

ワオーン

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