異世界への落とし穴
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人間、何かしらの心の拠り所があるものだと思う。
事実、俺もそうである。
その中でも、拠り所として一般的なものは
家族、恋人、友人、アイドル、或いは二次元の何か…
挙げ始めたらキリのない事だろう。
しかし、その中で不動の地位を獲得し、皆の心を癒してくれる存在として確立しているのは…
愛玩動物… つまりペットであろう。
これはそんなペットと飼い主達の
少し過激で、
少し危険な、
異世界転生譚である…
「あぁー……」
今、自分の置かれた状況をみてみる。
やはり変だ、客観的に見ても、自分から見ても、
変だ。圧倒的変!!!
それもそうだ。
何故なら…
今、俺。
佐倉 大地は幼馴染の友人の三人で、
どこぞの知らない森の中に居るのだから。
何故こうなったか、
そんな事全く分からない。
ただ解ることは、
俺の天使は生きていた…
それだけである。
と、こんなことを語ってみたが
今、俺が置かれている状況が変わることは無かった。
そもそも俺が何をしたと言うのだ。
俺は、俺の記憶の海の中へ再び潜っていく…
俺は、今週の水曜日、高校で放課後に部活に勤しんでいた。
と言っても、生物部 通称 ペット愛好会なので
活動という活動も無く、ただ自分達のペットたちを愛で続けるだけであった。
そんな部活に幼馴染の友人の二人と入部した訳だが、
俺達以外に幽霊部員一人という過疎部なのである。
そんな訳で、顧問も稀にしか来ず、
ひたすら、ただひたすらに、愛でる
そして床が割れそのヒビに部室の中身ごと落ちた、
そんな事しかしていなかったはず…
まぁ……十中八九それが原因であろう。
「どーしろってんだよ…」
そんな言葉しか出てこなかった…
「しかし、あいつらもまだ目が覚め無さそうだ。」
気絶しているのであろう。
何せ俺も、物凄く頭が痛い、そして眠い。
強めに打ったみたいだ。
そんなことを思いながら、また再び
俺は意識を手放した。
〜side友人?〜
痛い、ただそれだけしか分からない
「っっ……頭痛てぇ……」
そう呟きながら、俺、元山 蓮は目を覚ました。
隣には、いびきを立てて眠るアホが一人と、白目むいてブッ倒れてる女がいる。
幼馴染だ。
そして場所は何処ぞの森らしき場所…
「はぁ?」
思わずそう呟いた。
取り敢えず自分の可愛いトカゲちゃんの無事を確認しつつ、
隣幸せそうなアホをほっとき
ブッ倒れた女の方を見る。
女の周りを女のペットのハスキー犬が走り回る。
仕方なく、女…柴崎 由莉 を起こすことを決意した…
〜side幼馴染の女〜
私は派手に蹴飛ばされ、大きな樹の榦にぶつかり目が覚めた...
周りには愛するシベリアンハスキーのザンギとトカゲのルーカスを腕に乗せた蓮、
そして、幸せそうなアホ…
まぁ…もう時期起きるでしょ。
「何処ここ?」
私が尋ね、蓮は顔をしかめる
「なんにもわからん。」
などと言っているうちに、
あいつがエンジェルなどとほざいている
大きなサソリ、名前をアレスと言うらしいサソリが
腕に乗り毒針をぶっ刺した。
本人が言うにそこまで毒は強くないらしいが…
〜side佐倉〜
俺は天使の愛のムチにより目を覚ました。
周りには困惑した感じの蓮と由莉がこちらを
見ている。
「どうするよ」
俺の問いにみんな黙った
「とりあえず記憶整理しない?」
由莉の言葉に全員賛同し、 話し合う
俺は寝る前に思い出したことを話した。
「あ〜やっぱり? あれ見間違えじゃないのね。」
由莉は続けて言った、
「これ異世界転生ってやつじゃない?」
皆、ハッとしたように辺りを見渡した。
どこからどう見ても日本ではない。
しかもよく見れば
なんかふわふわした光る物が俺とアレスの周りに漂っている
更には蓮、由莉、ザンギ、ルーカスの周りにも漂っていた。
アレスの周りの光をじっと見つめると、
パッと俺の前に文字がでてきた
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アレス 12Lv
種族 レッサースコーピオン 転生前 アジアンフォレストスコーピオン
HP 45
MP 23
ATK 48
DEF 41
AGI 49
INT 36
DEX 59
LUK 131
スキル
毒耐性Lv3
毒針Lv4
硬化Lv2
HP自動回復Lv4
称号
毒蟲
愛玩動物
天使
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それはRPGでよく見る
ステータス...だった