表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/17

第12話 感謝

感謝しなさい


子供は皆、親からこの教えを受ける


でも、この教えは本当に正しいのだろうか


親は皆、その言葉を子に言う理由を答えない


なら、感謝しなければならない理由ってなんだろう


1人の少女はずっと考えていた


来る日も来る日もそのことについて考え続けた


だが


答えは見つからない


考え続けていると、いつの間にか何十年もの月日が流れていた


少女は少しその答えを見つけた


それは


感謝という行為は


最も簡単で最も難しいという事だった

僕「最も簡単で最も難しい、ね」

猫「誰も感謝しなければならない理由を知らずに子供に教えている。その事が少女にはなん得いかないところがあったのだろうね」

僕「それに気づいたのはその少女だけ。というわけでは無いのだろう?」

猫「うん。でも、ほとんどが何も分からずに諦めちゃうのさ。ただ、この少女は違った」

僕「ちゃんと何かが見えるまで考えることをやめなかった。そこはいいとして、結婚とかはどうなんだ?ただひとりのままで考え続けてたのか?」

猫「それが昨日の話に少し絡んでくるところさ」

僕「昨日の?というと、言葉は一瞬文字は永遠って部分か?」

猫「正解。良く覚えてたね。もうそこまで言えばわかるかな?」

僕「その少女は、明確な事実を見つけて、それを文にして永遠に遺していこうとした。というわけか。素晴らしいほどの自己犠牲だな」

猫「そうだね。もう少し自分のことにも時間を割けば良かったのにね」

僕「でも、それは少女の望んだ結末だったとしたら、ある意味自己犠牲ではないのかもな」

猫「そういう捉え方もできるね。もう戻ちゃうのか」

僕「まぁ、内容的に今日はもう話すことはないからな」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ