第59話 4日後、出陣
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*マルコ*
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マルコはご機嫌だった。
昨日発売したリューンフォートタイムズがなんと完売となったのだ。
ぎりぎりでねじ込んだ「初級第2ダンジョンついに踏破される 報酬はなんと金貨57枚 星級冒険者レイザード特別インタビュー」の記事が影響していることは間違いない。
レイザードのコメントを取れたのはラッキーだった。酒を飲んで気をよくしていた彼は、他の冒険者——特級冒険者アルスが嫌がるそぶりを見せると、逆に「なんでも聞け。なんでも話してやる」と喜んだのだ。
冒険者は変わっている。星級ともなれば変人に決まっている。
ともあれ完売してしまったせいで、手に入れられなかった読者や、もっと売りたい売店店主が新聞社へ怒鳴り込んできたのも仕方がないところだろう。
マルコからすれば、
(なんだよ、もっとちゃんと多めに刷っておけよ)
という気分なのだが。
もちろん、公称の5,000部から刷り部数を減らされていることをマルコは知らない。
(まあ、ベテラン記者たちの驚いた顔を見られただけいいか)
いつも自分を子ども扱いしてくる記者たちが、今回ばかりは目を瞠ったのだ。それもそうだ。押し寄せてきた新聞を求める人たちはみんな「ホークヒルの記事だけでいいからくれ」と言ったのだから。
とはいえ、いちばんマルコを疎んじ、常に邪魔者として扱ってきた記者は3カ月前に退職していたので、そいつを見返すことはできなかった。
最盛期には10人いた記者も、今は6人しかいない。激減である。
「ん……?」
マルコは熱い熱いお茶を煎れてマグカップに注いだところだった。
彼が起きるのは日の出の前。
日の出と同時に街が活性化し「ネタ」が生まれる可能性があるのだから、日が出ている間は「記者」として活動するべし——それが仕事熱心なマルコ、8歳の考えだった。
「なんだろ……?」
雪のちらつく払暁。
雪雲さえなければもう少し明るいのだが——マルコはなにか奇妙な揺れを感じた。
彼の住む3階建ての集合住宅。その3階にマルコの部屋はある。
窓を開けると冷たい空気が流れ込んできて、いまだベッドで眠っている幼い弟と妹が寒さにうめいた。
「……え?」
集合住宅から、街の中心を通る——貴族街の正門から真っ直ぐに伸びる中央大通りはすぐそばだった。
マルコは家々の屋根の向こうに、黒い影を見た。
ずずずずずずごごごごごごごごごご…………。
「え? え? え? えええええええ!?」
地響きとともにせり上がってきた黒い柱。それは大通り沿いに何本も何本も——何十本もあるように見えた。
ガシャガシャガシャガシャ——————ン。
そこから生えていく腕。腕から伸びていく黒の鋼板。
あっという間の出来事だった。
あっという間に——黒の屋根が、大通りを覆ってしまった。
「な、な、なに、なにが……?」
「お兄ちゃん、寒いよう。窓閉めてよう」
「——驚いてる場合じゃねえ、出かけてくる!」
弟の声で新聞記者としての心得を呼び覚まされたマルコは家を飛び出していった。
「お兄ちゃん、窓ぉ……」
表に出ると、物音に気がついた住人がちらちらと窓から顔を出しているのが見えた。「なんだありゃ」「昨日からあったっけ」「寝ぼけてんのかな……」といった声が聞こえてくる。
マルコは大通りに向かって走った。
黒の建造物。黒の屋根。魔族の襲撃だろうか? ならば戦闘能力皆無の自分が行っては危険では?
——違う。これはスクープのチャンスだ。
マルコは大通りへやってきた。
「あ……ああ、なんだよ、これ……」
黒の屋根がある以上、闇に包まれているのだろうと見当をつけていた。
それなのに——ここは、明るかった。
カーブを描いた屋根だ。
屋根の裏に取り付けられた大量の照明が路上を照らし出す。夜も昼も関係ないといったふうに。
あらゆる建物よりも高いところに位置する屋根はすべての雪を大通りからシャットアウトしていた。
この大通りに面しているのは住宅ではなく商店や宿泊施設がほとんどだった。
もちろん夜明けギリギリに出歩いている人間はほとんどいない——だが巡回している警備兵は別だ。
「オッサン! ダークスのオッサン!」
先日まで門の衛兵だった、多少の面識がある男に気がつく。
巡回警備の担当へと仕事が変わっていたらしい。
「なにがあったんだ!? おれ、窓から外見てたら急に地響きみたいな音がして……」
「わ、わからん。俺たちもあわててきたところだ。あと俺はオッサンじゃない。お兄さんと呼べ」
ダークスが言うと、年かさの隊長が怒鳴る。
「子どもは家に戻っていろ! 危険があるかもしれんぞ!!」
「おれは新聞記者だから問題ないってば。——あれ? あの柱になにか書いてあるよ?」
「あ、待て、マルコ! スッポンマルコがっ!」
マルコはててててーと走って行く。それは他の柱よりひときわ太い柱だった。大人でも数人が両腕を広げないと抱えられないほどの。
そこには金色に輝くプレートが貼られてあった。
マルコが文字を読み始めると、警備兵たちもやってきて顔を寄せる。
——記 これは勇者様の披露パレードのために魔法により構築された特別なアーケードである。雪の進入を防ぎ、屋根に積もった雪は溶かされ、地下に流れるよう設計されている。このアーケードはパレード終了と同時に撤去される。 以上 勇者誕生披露パレード実行委員会
読み終わったマルコは兵士たちの顔色をうかがう。
「……隊長、こりゃあ?」
「なにも聞いておらんぞ。ひょっとしたら貴族様の誰かが秘密裏に進めていたのかもしれぬ。この屋根……アーケード、か? アーケードが続いているルートは確かにパレードのルートだ。今時点でこのルートを知っているのは、我々警備兵以外では貴族様くらいのものだ」
「ひっ、貴族様?」
ぺたぺたと柱に手を触れていた兵士のひとりがあわてて手を離した。
貴族が造ったのなら特別な魔法であることも理解できる。冒険者が使わないような特殊魔法を使えるからこそ彼らは貴族なのだから。
(ふーん……貴族ねえ)
マルコは屋根を見上げる。
勇者のパレードは確かに一大イベントだ。近隣都市からもリューンフォートへ見物にくるほどの。パレード関連記事はベテラン記者たちが独占していた。まあ、よその新聞もパレード関連記事ばかりなので似たり寄ったりの紙面なのだが。
(……なんだろ? あの照明、どこかで見たような……ああ、光明の魔法なのかな? ホークヒルの光に似てるんだよな)
マルコはふとそう思ったが、もちろん、そんなことを口にしない。
貴族がこのアーケードとやらを造ったのであれば、「ダンジョンに似てる」などと言おうものならたちまちその口に剣を突っ込まれるからだ。
アーケード出現を目撃した人々にインタビューをして、柱や屋根を調べたマルコは、リューンフォートタイムズ新聞社へと出社した。
朝ご飯も食べずに行動していたので腹が減っていた。
どこかに食べ物でもないだろうか……と思いつつも、まだまだ朝の8時。この時間に出社している社員はほとんどいない。
にもかかわらず、面会スペースに人影があった。
ここは間仕切りがあるだけなので声はまる聞こえである。
「い、いや、ほんとごめんなさい。いろいろとやることがあって……」
「そうでしょうね。ユウさんはお忙しいでしょうからね。私がどれほど心配していたとしてもユウさんのビジネスにとってはたいして影響ありませんものね」
なんだか男が、女に詰め寄られている。
男のほうには見覚えがあった。確か先日、この面会スペースにマルコをたずねてきた男だ。
あのとき社主が横から割り込んできたのでマルコとの話はうやむやになった。
「あたしにもなんの相談もないなんてひどいです! それは、もちろん、ユウ様からしたらあたしなんて小娘かもしれませんけど……あたしにとっては一大事なんですから!」
「いやほんとごめんなさい。忘れてたわけじゃなくって……えーとその、ルーカス! 起きろよルーカス! 俺ひとりじゃ無理ィ!」
その社主もまたユウという男に詰め寄っていた。
ヴィヴィアンはまだ若いのにやたら高圧的な態度と服装だったのだけれど、この数日は年相応の女の子らしい服装に変わっていた。
「男でもできたか?」と記者たちは笑っていたのをマルコは思い出す。
そう言えば社主の変化はあのユウと会った翌日からだった気がする。
「あっ!」
マルコは思わず声を上げていた。
ユウが胸ぐらをつかんでがっくんがっくん振っている男は、ルーカス——マルコが今もっとも取材したい相手であり、ホークヒルに店舗を出店しまくっている「神なる鷹の丘商会」の会頭にして新進気鋭の若手実業家。
取材を申し込んでも「私なんてまだまだ未熟ですから」と断られ続けている、その謙虚な態度もまた記者魂をくすぐられるのだ。
「……あら? マルコ?」
マルコにヴィヴィアンが気がつくと、そこにいた全員——ただし眠りこけているルーカスをのぞく——が、マルコを見た。
「おはよう、早いのね」
「あ、あー、あの、はい。ていうかおれ、毎日これくらいには出社してますけど」
「……そ、そうなの?」
朝はのんびり出社するヴィヴィアンの目が泳ぐ。
「そうだ! それよりも表の通りが大変なことになってますよ! 真っ黒の柱が出てきて、屋根がどーんって! ああ、皆さん見てますよね? ここにいるんですもんね」
「あー、うん、あれな。見てるよ」
ユウがなぜか苦笑して言う。
「ともかく、ヴィヴィアンさん、ロージーさん、明日が本番ですから。まだやるべきことがあるので、失礼します」
「うっ……」
「……ユウ様、ほんとうに、あたしにできることは……」
ユウはルーカスに肩を貸しながら立ち上がる。
「申し訳ないが、ありません」
そしてマルコに視線を向けると、ルーカスを連れて去って行った。
「…………」
「…………」
女性ふたりが沈痛な面持ちで座っている。
それを見てマルコは思う。
(こういうのが、修羅場って言うのかな?)
そして彼は食べ物を探しに社内をぶらぶらした。先輩記者の机にリンゴがあったので、それを失敬して空腹をしのいだ。
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*俺*
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ダークグレーのピンストライプのスーツに袖を通す。ネクタイは苦手だしこの世界にはそういう文化がないようなので首元はそのままだ。
「うし、問題ないかな」
プレゼン、というより、なんだろう……商談? 若手社長がなめられないように精一杯背伸びしてる感じ?
今日はいよいよローバッハの屋敷に行く。
「なー、ユウ」
迷宮司令室のテーブルにはミリアとリオネルがいる。
珍しくミリアはなにも食べてはいない。
「おいら、ほんとうになんもしてやれること……ない?」
「うん。魔族なんて連れてったらヤバイだろ」
「ま、まあ、それはそうなんだけど……おいらだってなんかしてやりたいって思うときがあるんだよ」
そんなに俺、深刻そうな顔してたかな? してたか。してたな。ルーカスに俺の使える迷宮魔法を全部しゃべってまで状況を打開しようとしたんだから。
そのルーカスが今日の連れだ。一歩間違ったら交渉決裂どころか俺が迷宮主だとバレてルーカスまで処刑されかねないのだけど、あいつは「もちろんご一緒します」と言った。
「ありがとうな。……俺が死んだら、俺の部屋に入れるようになる。そこに金は置いておく」
俺もルーカスも死んだら、残されたリオネルたちもまたたぶん魔力切れで消滅する。そうなるとただひとり残されるミリアが心配ではあった。
でも金貨が500枚あるのだ。あとはなんとでもなるだろう。
「ヤダ」
だけどミリアは、きっぱりと言った。
「おいらはユウの金でフライドポテト食うのが好きなんだ」
「俺が残した金なら、似たようなもんだろ」
「ヤダ! おいらがフライドポテト食ってユウが呆れた顔をすんのが好きなんだ!」
「性格悪いな……」
「ヤなもんはヤダ!!」
「わかった、わかったよ」
俺はミリアのところに歩いていく。
見た目はナイスバディのお姉さん魔族でも、中身は子どもなんだよな。
「わかったから、泣くな」
俺はハンカチを出してミリアに渡す。
「う〜〜〜〜〜〜!」
顔をぬぐって、ちーん、と鼻をかむ。いや、そこまでは許してねーから。いや、ハンカチ俺に戻すなよ。
「絶対戻ってこいよ!」
「がんばるよ」
「死ぬ気でがんばれよ!」
「ああ」
「ほんとにわかってんのかよ!? がんばらなかったらおいらが殺すからな!」
「わかったって」
言ってることめちゃくちゃだな——苦笑いが漏れた。
俺はリオネルのほうを向いた。
「じゃ、ボス、行ってらっしゃい」
「……お前は淡々としたもんだな」
「とりあえず1日はもちますからね。そうしたら今期のリーグの優勝は決まります」
まーたしゃれこうべサッカーかよ。
確かに、ホークヒル自体は1日以上もつ。魔力バッテリーの開発には成功していて、俺との接続が切れても、計算上は1週間ほど機能がもつはずだ。
ただ、リオネルたちは別。
1日1回、直接、俺から魔力を持っていく必要がある。召喚物の継続には、いつもは銀行口座みたいに勝手にMPが天引きされてるんだけど、俺が死んだら途絶えるのは間違いない。
「お前が楽しそうでなによりだよ……」
お前の未練はサッカーだけかよ。
呆れた俺がつぶやくと、
「ああ、でもですね、表彰式にはボスも参加してほしいんです。みんな、優勝カップをボスから手渡してもらいたいって言ってますからね。待ってますよ」
骨ども代表の言葉は、なかなかに重い。骨自体は軽いくせにな。
リューンフォート内部にある倉庫に俺はやってきた。
「あ、先生! おはようございます!」
ルーカスはいつもどおりルーカスだったが、服装だけが違った。よそゆきの、びらびらがいっぱいくっついている服を着ている。
商人の正装らしい。貴族と市民の中間、みたいな。
俺もそうしようかと思ったのだが、ローバッハとはスーツもどきで会っているので、その路線のままで大丈夫とルーカスは言っていた。
「もう体調は?」
「すっかり治りました。寝不足は寝ればいいですからね」
ルーカスは3日間、寝ずに調査や調べ物をしていた。
貴族街の内部地図については様々な建築業者が公文書として納めた大量の建築記録から。
勇者のパレードルートについては商会の会合に顔を出したりして調べた。貴族しか知らないはずのルートも、力を持った商会ならば情報を仕入れることくらいたやすいのだ。
金はかかったがルート情報を手に入れた。
おかげで昨日、アーケードの設営までできた。
「アーケードは問題なさそうだな」
「はい。昨日のうちに実証試験もできましたし」
そう、アーケードこそが、俺が貴族門へ至るための秘策だった。
勇者のパレードが近くて助かった。雪を防ぐ、という名目もいい。
パレード向けの設備だということなら住民は納得できるし、貴族は一般市民の土地がどうなっているかなどそこまで興味がない。そして俺は、軒さえあれば移動できる。
もちろん、あんな巨大な建築物ができたのなら領主は怪しむだろう。だが「勇者誕生パレード実行委員会」という文言があれば別だ。パレード主催側の中央教会が建てたのでは、とまず考える。そうなれば中央教会に質問を送るだろう。だがその回答があるのは数時間ではない、数日後だ。
現時点では、軽く調べて害がないのならアーケードは放置されるだろう。
「馬車は?」
「こちらも問題ありません」
倉庫の扉を開けると、そこには特注の馬車があった。
長い。
全長が10メートルほどある、馬車だ。
これほど長い馬車も前例がなかったわけではない。貴族に会うのに贈り物がたっぷり入っています、雪に濡れると困るので屋根付き馬車で運ぶのです、という建前なら問題はないはずだ。
贈り物は、ルーカスに頼んで仕入れてもらった。もちろん俺が金を出した。
この馬車のいいところは、馬車の内部確認——贈り物の確認のために時間がかかるということだろう。
アーケードの端から貴族門をくぐり、貴族街の土地に入るまで、約7メートル。
馬車内部のチェックを済ませている間に、アーケード、馬車、と続いているダンジョンの延長上で、そのまま地下に潜るのだ。
この地下が、新たなダンジョンになる。
「では行くか」
「はい」
この倉庫はアーケードに面していないので、俺は先回りしてリューンフォートタイムズ新聞社へ入る。
リューンフォートタイムズ新聞社は中央大通りに面している。実はこのアーケードは、新聞社の社屋に一部くっついている。物理的に接続していないと「軒下」として機能しないためだ。
「ユウ様……」
「ユウさん」
俺が新聞社前に移動して、アーケードの下で「おお、これはほとんど外出してるようなもんだよな。すげー」と喜んでいると、社屋からヴィヴィアンとロージーが出てきた。
昨日、このアーケード設置のときに新聞社を訪れていた俺とルーカス。無事に設置が完了すると——新聞社に詰めていたらしいヴィヴィアンが出てきた。そこに、異変を感じ取ったロージーもやってきた。
俺はそこでようやく、ヴィヴィアンになんの説明も、ロージーになんの報告もしていないことを思い出したのだ。
で、ルーカスは、アーケード設置が完了すると安心したのか爆睡。3徹してたからな。
その後、「なにをしていたのか」「どうなっているのか」について女性ふたりから責められた、と。
「ふ、ふたりとも、おはようございます」
「…………」
「…………」
ふたりが黙りこくる。お、おう、黙られるとそれはそれで困るな。
「……帰ってきたら、いろいろ話しますから」
俺に言えるのはそれだけだった。
説明は全部、ルーカスに任せようと心に決めて。
「ユウ様、お気をつけて。あの、あたしにとってはこの会社も大事ですが——ユウ様に頼ってばかりでもいけないと思うんです。あたしにできることでしたらなんでも言ってください」
「ユウさん——」
ロージーは一歩前に進むと、俺の首元に手を伸ばした。
襟のところに毛クズがついていたらしく、つまんで取ってくれる。
「——ちゃんと、納得できる説明を、待ってますよ?」
「は、はい」
にっこり笑ったロージーがほんと怖い。
なにか気づいてるんだろうな……腕利きの調査員だもんな……。
「先生、お待たせしました」
そこへ長い長い馬車がやってくる。俺はうなずいて、馬車に乗り込んだ。
「では、行ってきます」
すすすみません、貴族街に入る直前でキリがよかったので……後書き予告詐欺になってしまいました。
それと新しい小説を始めました。こちらはかなり時間かけて量を下書きしてあるので、ダンジョンマスターの更新ペースは落ちないと思います。
あと、いろいろ考えて筆名を本来使っていたものに戻したりしましたので、そちらは活動報告(初めて書きました……)にまとめました。
「異世界釣行記 ~ 最新ルアーを持ったおれ、「釣ったヤツが偉い」世界に転移する」
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活動報告:
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