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ぼくの詩集

ビール

作者: 桜井あんじ

いいもんね

ぼくなんか

ビール 飲んじゃうもんね


あれくらいのこと ぼく ぜんぜん 気にしないんだから


駅前のスーパーのとこでおばちゃんが売ってる

焼き鳥を買って帰るんだ

そんで ビール 飲んじゃうんだもんね


とりかわ つくね ねぎま

焼き鳥食べて ビール 飲んじゃうもんね

まだちょっと時間が早いけど

いいんだもんね きょうは


たかが あなたの言うことぐらい

ぼく いちいち傷ついたりしない


そうそう 昨日のカレーがちょびっと残ってるから

おいしいカレーうどんも作るんだ

そんで 体育座りで

お気に入りのDVD見ながら

ビール 飲むんだから ぼく


あなたがぼくを攻撃し

ストレス解消しようとしたって

そうは いくもんか 


なにしろぼくはきょう ビール飲んじゃうってきめてるんだからね

たのしく きらくに すごすんだからね

あなたになんて じゃまできないよ ぼくのたのしい時間


ぼくはこんなに安上がりに

幸せになれちゃうんだからね

あなたの思いどおりになんか いくもんか

ざまあみろ


ぼくは きょう ビール飲んじゃうんだからね

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