大ゲンカ
今回は短いです
僕たちは、皇帝ミカエルドが住むブランシュ城に着いた。
リカードの瞬間魔法はどこに着くのか、わからないが今回は運が良いことに、城の武器庫にたどり着いた。幸い人が誰もいない。
僕達は、こっそり武器庫を出ると、さっそく城の廊下で、フブキとランスロッテに、騒ぎを起こしてもらう。
僕達は、廊下の柱に隠れて・・二人を見守った。
「僕の食べようとしたプリン・・あなた食べましたでしょう!」
ランスロッテが大声で喧嘩を仕掛けてきた。
フブキも負けてはいない。・・
「せつしゃ・・そんなもの、食べていないでござる・・他の人が食べたのでござろう!」
二人の喧嘩はすんごい大迫力だ。男になったばかりの二人の野太い声が、城の廊下に響き渡る。
二人は、いつもは仲が良いのに・・嘘の喧嘩とはいえ、罵詈雑言を吐き合っている。今にもとっ組み合いの喧嘩になりそうだ。 そして計算した通り、城の衛兵の何人かが、ふたりを止めに来た。
「城の廊下で、お前達何を騒いでいるのだ」
衛兵が、二人を止めに入る。
今だ!僕達は、手薄になった警備の目を盗んで、リカードの後を追った。
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