リカードの作戦
「さあ一応準備は出来た、作戦を立てよう」
「リカード君なら、どうゆう作戦を立てる?」
「アイリスハート先生・・私が考えるのは、瞬間移動魔法でミカエルドが住んでいるブランシュ城に忍び込む、その後・・ロッテとフブキで、騒ぎを起こして欲しい・・そして城の衛兵達の注意を引き、その隙に我々が、ミカエルドの侍女・・メイドに紛れて、ミカエルドの部屋に忍び込む・・ミカエルドの部屋の前には、護衛の者がいる・・フウマとツキハ、デトレフにそいつらと戦ってもらう
その隙を突いて・・スバルにミカエルドの相手をしてもらう・・ミカエルドは、幼稚だ。常に遊び相手が欲しい・スバルなら適任だ」 「えっー僕が適任てっ・・僕がミカエルドの相手を」 「君はまだ少年だから、怪しまれないイヤ・・少女か・・ミカエルドは大人が嫌いなのだ・・君の任務は重大だぞ・・それから、私がセシリーを連れ出し・・セシリーの居場所はアステルの千里眼で見つけてもらい、アステルがミロクに変身・・・セシリーを乗せ、逃げてほしい」 かなり荒唐無稽な作戦だ。・・成功するのかな。・・でもリカードさんは、帝国の聖騎士だったのだから帝国の内部に詳しいのだろう。 「それはいいとしても脱出は?・・リカードさんは瞬間魔法があるからいいけど」
「ワシにいい考えがあるんじゃ君たちそれぞれに背に翼の生える薬を渡す・・小さい錠剤だが水無しで飲める 翼が生える時は、激痛を伴うが必ず生える・・それで逃げ出すのじゃ」 アイリスハート先生がそれぞれに、錠剤を渡してくれた。
僕はアステルの瞳を見つめた。アステルも僕の瞳を見つめ返す そしてアステルが、僕に手を差し出してきた。
男性になったアステルの手は、大きくて少し固く・・でも柔らかい。 アイリスハート先生とレナとフレデリカが見守るなか、リカードの瞬間移動魔法でビュンとブランシュ城へ飛んだ。いよいよ、セシリー救出作戦開始。!
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