豪快なヨランダ
リカードとアステル白い家の廃墟に、たたずんでいると後ろから子どもの声が聴こえてくる。
「もしかして・・君はリカード君じゃないかのう」
アステルとリカードが振り向くと、そこには緑色の髪の幼女がいた。 「あなたは、ヨランダ・アイリスハート先生」
リカードが驚いた様に言った。
「知ってる子なの・・リカード」 「アステル・・知ってるも何もこの方は・・」
「わしはヨランダ・アイリスハート・・アルフィンの5大賢者の一人で、帝国グリモワール魔法学園の校長じゃ リカード君は、わしの教え子の一人じゃ」 「ヨランダ先生のお知り合いですか・・こんにちわ」
眼鏡をかけた制服姿の少女と黒髪の少女が、挨拶してくる。 黒髪の少女は少し恥ずかしそうだ。
「それにしても、リカード君・・久しぶりじゃのう・・白薔薇の騎士団に入ったとは、聞いていたが ずいぶん体も大きくなって、立派になったのう・・マグダレーナやセシリーは元気かや?」 「アイリスハート先生・・マグダレーナとセシリーは・・・」
それ以上リカードは黙りこくった。 「そうか・・マグダレーナは・・忘れておった・・年は取りたくないものじゃのう・・ハハハハ・・でもセシリーは元気にしてるんじゃろう?・・赤ん坊の時会ったきりじゃからのう なんじゃ・・その顔は・・リカード・・積もる話もあるし今日はわしの家に泊まらぬか?・・その娘さんも一諸に・・何他にも仲間がいる?その子達も連れてきなさい・・ワシの家は、大きいからのう・・大丈夫じゃ」
ヨランダがそう言うと豪快に笑った。
よんでいただきありがとうございまする